新型コロナウイルスの影響がやや残るなか、2022年の国内男女ツアーは概ねスケジュール通りに開催された。各試合でさまざまなドラマが誕生。“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な名場面を紹介する。
ウォーターシャワーも『カモーン!』??【大会フォト】
蝉川泰果、川崎春花ら、昨年も日本のゴルフ界に多くのニュースターが誕生した。そして9月の男子ツアー「フジサンケイクラシック」で、プレーオフを制し初勝利を挙げた大西魁斗もその一人だ。インパクト抜群、このド派手なガッツポーズは、昨季を象徴する優勝シーンのひとつといえる。撮影した鈴木祥カメラマンも、「近年で稀に見る、『すごいじゃん!』って思わせてくれる光景でした」と振り返った。
どの試合でも、優勝者が決まるクライマックスシーンは、カメラマンにとってミスが許されない緊張の一瞬となる。『しっかりとおさまっているか?』、『目は閉じてないか?』など不安との戦い。だが、この大西に関しては心配ご無用だったという。「(ガッツポーズをしていた)時間が長かったので、『間違いなく撮れた』と写真を見返さなくても安心できました(笑)」。他の選手もこれくらいやってくれたら…と思ってしまうほどだったとか。
ただこの時の鈴木カメラマンには、どうしても心に引っかかっていたことがあった。「何かを叫んでたけど、僕には聞こえなくて…。なんて言ったのかな?って、ずっと気になってました」。しかしそれも優勝会見の席で、本人が明らかにした。正解は『カモーン!!』。9歳で渡米し、大学卒業まで米国で育った大西らしい魂のシャウトといえる。
これを知った鈴木カメラマンは、またしてもニンマリ。「いいぞー!って思いましたね。日本で育っているとなかなか出ない言葉。ニュータイプが来たぞ!って感じがしました」。富士の麓で、男子ツアーに“超個性”が登場した瞬間だった。大西は昨年11月に米下部ツアーの予選会を突破し、今年は目標に掲げるPGAツアーでのプレーに向け一歩目も踏み出す。場所がどこであろうと、感情むき出しのシャウトをこれから何度も轟かせて欲しい。
ウォーターシャワーも『カモーン!』??【大会フォト】
蝉川泰果、川崎春花ら、昨年も日本のゴルフ界に多くのニュースターが誕生した。そして9月の男子ツアー「フジサンケイクラシック」で、プレーオフを制し初勝利を挙げた大西魁斗もその一人だ。インパクト抜群、このド派手なガッツポーズは、昨季を象徴する優勝シーンのひとつといえる。撮影した鈴木祥カメラマンも、「近年で稀に見る、『すごいじゃん!』って思わせてくれる光景でした」と振り返った。
どの試合でも、優勝者が決まるクライマックスシーンは、カメラマンにとってミスが許されない緊張の一瞬となる。『しっかりとおさまっているか?』、『目は閉じてないか?』など不安との戦い。だが、この大西に関しては心配ご無用だったという。「(ガッツポーズをしていた)時間が長かったので、『間違いなく撮れた』と写真を見返さなくても安心できました(笑)」。他の選手もこれくらいやってくれたら…と思ってしまうほどだったとか。
ただこの時の鈴木カメラマンには、どうしても心に引っかかっていたことがあった。「何かを叫んでたけど、僕には聞こえなくて…。なんて言ったのかな?って、ずっと気になってました」。しかしそれも優勝会見の席で、本人が明らかにした。正解は『カモーン!!』。9歳で渡米し、大学卒業まで米国で育った大西らしい魂のシャウトといえる。
これを知った鈴木カメラマンは、またしてもニンマリ。「いいぞー!って思いましたね。日本で育っているとなかなか出ない言葉。ニュータイプが来たぞ!って感じがしました」。富士の麓で、男子ツアーに“超個性”が登場した瞬間だった。大西は昨年11月に米下部ツアーの予選会を突破し、今年は目標に掲げるPGAツアーでのプレーに向け一歩目も踏み出す。場所がどこであろうと、感情むき出しのシャウトをこれから何度も轟かせて欲しい。