＜とおとうみ浜松オープン　2日目◇18日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(7,054ヤード・パー72)＞

　初日、首位と2打差の8位タイとまずまずのスタートを切った石川遼。しかし、この日は強風に苦しめられ失速した。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

　INからスタートした石川は、11番でティショットをフェアウェイの左のバンカーに入れてしまうと、セカンドで脱出できずこのホールをダブルボギーとしてしまう。その後連続バーディで取り返すも、鬼門の16番、17番でダボ、ボギーと前半で3つスコアを落としてしまう。

　後半に入っても、強烈なアゲインストが吹いた4番パー5でセカンドを池に入れボギー。さらに、続く5番パー3ではまさかの4パットでこの日3つ目のダボを叩いてしまう。ここで「予選落ちかと思った」という石川だが、7番パー3で約6メートルをねじ込みバーディを奪取。大きく息を吐き、天を仰いだ。「4パットでストロークがおかしくなったかと思った」と自信をなくしかけたが残り2ホールをパーとし、43位タイで決勝ラウンドには進むことができた。

　「本音を言えば(今日)2オーバーぐらいで上がりたかった」と会見でも悔しさを隠さなかった石川。昨年つかみ損ねたこの大会での勝利には明日のムービングデーでチャージをかけるしかない。「明日、もう一回難しいコンディションになったらリベンジしたいですね」まだ勝利を渇望する気持ちは消えていない。