<日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 最終日◇3日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(7,313ヤード・パー71)>
国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」の最終日。藤本佳則がトータル13アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝をメジャーで飾った。ルーキーイヤーに日本タイトルを獲得した選手は、資料が残る1985年以降では藤本が初めて。さらにツアー5戦目での優勝は薗田峻輔らに並ぶ最速タイ記録だ。
LIVE写真館で最終日のラウンドを振り返る
ルーキーとは思えない抜群の安定感で並み居るプロをねじ伏せた。ターニングポイントとなったのは14番パー4。その直前13番のティグラウンドでリーダーズボードを見ると、3連続バーディで追撃してきた池田勇太の名前が1打差にあった。「相手が勇太さんなので、ヘンなゴルフをしていると簡単に抜かれる」。ここでギアを一段階上げると、14番のセカンドは目の前の木の右スレスレから低く出して、ピン右1メートルにピタリ。池田を2打差に引き離し、「あの14番バーディで優勝出来ると思った」とこの時点で勝利を確信した。
年間2勝という目標を掲げて臨んだルーキーイヤー。ストレングストレーナー、コーチと契約を結び、体幹トレーニングを中心とした肉体改造に取り組むと共に、技術面でもグリップから見直した。改造当初は違和感もあったが、「東建ホームメイトカップ」で7位タイとデビュー戦を好結果で終えるなど、すぐに効果は現れた。長く伊澤利光のバッグを担いでいたキャディの前村さんとのコンビネーションも抜群で「ボギー打っても笑ってたらええんや」とキャディに背中を押され自然体のプレーができていたことも、大舞台で力を発揮する原動力となった。
「やっと勝てた」。学生時代は2位に甘んじることが多いシルバーコレクター。何度も悔しい思いを味わってきたが、プロの世界ではいきなり大きな一歩を踏み出した。ビッグタイトルでの勝利の美酒に「もう最高でしょ」と笑顔を弾けさせた藤本。今までの悔しい思いはすべてこの1勝で報われた。今大会を制したことで「WGC-ブリヂストン招待」への出場権を獲得。さらに、「ミズノオープン」までの賞金ランキング2位までに与えられる「全英オープン」出場権獲得へ向けても大きく前進した。
国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」の最終日。藤本佳則がトータル13アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝をメジャーで飾った。ルーキーイヤーに日本タイトルを獲得した選手は、資料が残る1985年以降では藤本が初めて。さらにツアー5戦目での優勝は薗田峻輔らに並ぶ最速タイ記録だ。
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ルーキーとは思えない抜群の安定感で並み居るプロをねじ伏せた。ターニングポイントとなったのは14番パー4。その直前13番のティグラウンドでリーダーズボードを見ると、3連続バーディで追撃してきた池田勇太の名前が1打差にあった。「相手が勇太さんなので、ヘンなゴルフをしていると簡単に抜かれる」。ここでギアを一段階上げると、14番のセカンドは目の前の木の右スレスレから低く出して、ピン右1メートルにピタリ。池田を2打差に引き離し、「あの14番バーディで優勝出来ると思った」とこの時点で勝利を確信した。
年間2勝という目標を掲げて臨んだルーキーイヤー。ストレングストレーナー、コーチと契約を結び、体幹トレーニングを中心とした肉体改造に取り組むと共に、技術面でもグリップから見直した。改造当初は違和感もあったが、「東建ホームメイトカップ」で7位タイとデビュー戦を好結果で終えるなど、すぐに効果は現れた。長く伊澤利光のバッグを担いでいたキャディの前村さんとのコンビネーションも抜群で「ボギー打っても笑ってたらええんや」とキャディに背中を押され自然体のプレーができていたことも、大舞台で力を発揮する原動力となった。
「やっと勝てた」。学生時代は2位に甘んじることが多いシルバーコレクター。何度も悔しい思いを味わってきたが、プロの世界ではいきなり大きな一歩を踏み出した。ビッグタイトルでの勝利の美酒に「もう最高でしょ」と笑顔を弾けさせた藤本。今までの悔しい思いはすべてこの1勝で報われた。今大会を制したことで「WGC-ブリヂストン招待」への出場権を獲得。さらに、「ミズノオープン」までの賞金ランキング2位までに与えられる「全英オープン」出場権獲得へ向けても大きく前進した。