＜〜全英への道〜 ミズノオープン　3日目◇23日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7,356ヤード・パー71)＞

　国内男子ツアー「〜全英への道〜 ミズノオープン」は3日目が終了。トータル11アンダー首位には上田諭尉とブラッド・ケネディ(オーストラリア)、1打差の3位には金亨成(キム・ヒョンソン)(韓国)、4位タイには山下和宏らがつけた。

松山英樹、全英出場黄信号も「明日につながるゴルフができている」

　28位タイでスタートした山下は、前半でスコアを2つ伸ばすと、後半の10番でバーディを奪ったあと上がり4ホールで連続バーディを奪い“65”をマーク。一気にスコアを7つ伸ばした。

　「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」前に変えたというアイアンがこの日は冴えた。「すごくラクに打てる。アイアンがよくなった事で、ドライバーもよくなってきている」と相乗効果ももたらしている。「明日は普段と違うゴルフにならず、やることだけをやっていきたい」。悲願のツアー初優勝と「一度は行きたい」というメジャーの舞台が近づいてきた。

　初日から好位置の藤本佳則も、この日スコアを2つ伸ばし山下と同じ4位タイに浮上。「風もなかったし、コンディションも日に日に良くなっているので(このスコアは)ぎりぎりセーフです」と話したが、「本当はもっと伸ばせればよかった」とちょっぴり悔しい表情。「2打差は圏内だと思うので、明日は楽しみです。前半で首位に追いついて、後半でチャンスをものにしたい」。初優勝を挙げたばかりの23歳が、逆転で2試合連続優勝を飾ることができるか。