＜サン・クロレラ クラシック　初日◇26日◇小樽カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー72)＞

　北海道にある小樽カントリー倶楽部を舞台に開幕した、国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の初日。ディフェンディングチャンピオンの池田勇太、昨年のローアマチュア松山英樹と同組で回った、東北福祉大の先輩・谷原秀人が3アンダー5位タイと好スタートを切った。

松山英樹、パット復調！後半巻き返し1アンダー30位

　谷原は3番でボギーが先行するも、その後4つのバーディを積み重ねナイスカムバック。3オーバーと大きく出遅れた池田、1アンダーで終えた松山に先輩の貫禄を見せ付けた。そのペアリングについては「まぁ気は使わないですね。勇太が調子悪そうなのが気の毒だったけど、英樹は相変わらず良さそうだしね」と語るなど、谷原にとってはプラスに働いたようだ。

　自身の調子はというと、この2週間のオープンウィークにドローボールを打ち始めて、ようやく手ごたえをつかみつつある。

　「やっぱり球をつかまえたほうがスピン量も減りますし、距離もいけばラク」。もともとはフェードヒッターの谷原だが、ドローにしたことで飛距離も伸びて、アイアンもより短い番手でグリーンを狙えるようになった。「ティショットとフェアウェイウッドを上手くこなせれば。もうちょっとですね。あとは、自信を持ってスイングできるか」。まだウッド系に不安を抱えているが噛み合うまであと少し。明日以降の試合の中で新たな球筋を自分のモノにしていく。