しかし、会心のスタートとなればその“マークセン・マジック”を信用して突き進むしかない。契約を結ぶピンはバッバ・ワトソン(米国)、リー・ウェストウッド(イングランド)らをはじめ、世界中で勝ち星を重ねているが、日本男子ツアーでの存在感は薄い。ツアーに出場している契約プロも塚田のみで、ピンの副社長からは「あ、たまに活躍するヤツだ」とチクリとやられている。

　ショットは好調を維持している上に、この日の最終ホールではグリーン上で7番アイアンを使ってアプローチするなど細かなテクニックも多彩。これにマークセン直伝パットも加わって、ようやくゴルフが噛み合ってきた。少し肩身の狭い現状を優勝で振り払うことができるか。


【初日の順位】
1位T：塚田好宣(-5)
1位T：呉阿順(-5)
3位T：キラデク・アフィバーンラト(-4)
3位T：津曲泰弦(-4)
5位T：片岡大育(-3)
5位T：冨山聡(-3)
5位T：諸藤将次(-3)
5位T：谷原秀人(-3)
5位T：朴銀信(-3)
5位T：金聖潤(-3)
5位T：野仲茂(-3)
5位T：キム・ドフン(-3)
5位T：ブレンダン・ジョーンズ(-3)
5位T：岩田寛(-3)
5位T：イ・スンホ(-3)

30位T：松山英樹(-1)他14名
98位T：池田勇太(+3)他10名