＜TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙　最終日◇9日◇涼仙ゴルフ倶楽部(7,169ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」の最終日。首位と2打差のトータル13アンダー2位タイからスタートした池田勇太だったが、日没を超えて行われたプレーオフの末に呉阿順(中国)に敗れ、「フジサンケイクラシック」に続き単独2位でフィニッシュした。

前代未聞！超変則プレーオフにギャラリーもツッコミ

　池田は17アンダー首位タイで迎えた14番でダブルボギーを叩きスコアを落とすも、15番、16番と連続バーディを奪取。首位の呉に1打差で迎えた最終18番では、セカンドをピン左6メートルのイーグルチャンスにつけてみせる。入れれば単独首位のイーグルパットはショートして悔しさをあらわにしたが、しっかりバーディで締めトータル18アンダーでホールアウト。最終組のプレーをパッティンググリーンで待った。

　そして、勝負は呉とのプレーオフへ。しかし、日没が間近に迫ったためホールを消化するごとに距離が縮められる変則方式に。100ヤードで行われた3ホール目で手前エッジから約10メートルをねじ込んで見せ場を作ったが、呉も入れ返し引き分け。結局カップまで45ヤードで行われた4ホール目でティショットを寄せきれず敗れ、またもツアー通算10勝には届かなかった。

　ホールアウト後変則プレーオフについて「見えないのは相手も一緒だけど…さすがに見えません。ムリだわ。1ホール目も走ったけど決めるもんも決め切れなかったし」と嘆いた池田。最後は「俺に流れがなかっただけ」と語り暗闇のコースをあとにした。