＜TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙　最終日◇9日◇涼仙ゴルフ倶楽部(7,169ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」。中止になった3日目に引き続き、最終日も雷雲が接近したため競技を中断した。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

　石川遼は3番でバーディを奪ったところで中断となりクラブハウスに避難した。約2時間10分後に競技は再開したが、再開直後の4番でボギー。「やるつもりでいたので(中断は)関係ないですね」と首を振ったが、リズムは悪くさらに3つのボギーでバーディ合戦の中ズルズルとスコアを落としてしまう。14番、17番、18番のバーディでなんとかスタート時のトータル8アンダーに戻したが、最終順位は45位と下位に沈んだ。

　それでも、2日目にドラコンプロの山崎泰宏からスイングのアドバイスを受けて約200球を打ち込んだ成果は出た。「まだ慣れていない」とアドバイスを完全に自分のものにはできていないが、「ドライバーはすごく良かった」と一定の手ごたえ。「アイアンはバックスイングが完了する前に左に移動している。コスリ球というか、球が捕まっていない」と課題はあるものの、この18ホールで明るい材料はつかんだ様子だ。

　9月17日が誕生日の石川は、次戦の「ANAオープン」が20歳最後の試合。年齢にはこだわらないと語る石川だが、「ホストとしてのトーナメントが続くのでがんばりたい」と契約先がスポンサーの大会に意気込みも新た。改良を加えたスイングを自分のものにしながら、結果が求められる戦いに挑む。