＜キヤノンオープン　2日目◇5日◇戸塚カントリー倶楽部(7,191ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「キヤノンオープン」の2日目。6アンダーからスタートした池田勇太がこの日も4つスコアを伸ばし、トータル10アンダーでホールアウト。2位と3打差をつけて単独首位に浮上した。

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　序盤から快調にスコアを伸ばした池田は、ハーフターン時点でトータル9アンダー。このまま独走態勢に入るかに思われた。しかし、後半は12番のバーディ1つに留まりトータル10アンダーでフィニッシュ。調子の良さは自覚しながらも、「後半はバーディパット何回外したんだろう。(数えて)5回も。バカじゃないの」と、かみ合わないパッティングをはき捨てた。

　モヤモヤの原因はもう1つある。この日は平日にも関わらず、5,779人のギャラリーが集結。先週の「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日が無観客で行われたばかりとあって、池田も大歓声の中でプレーできることの喜びをかみ締めてのラウンドとなっている。

　しかし、一方で携帯電話の着信音などが鳴る場面も多く見られ、何度も仕切りなおしを余儀なくされた。「見に来てくれることをありがたいと思うし、一緒に盛り上がってくれるのは嬉しい。良いパフォーマンスを見せたいというのが全選手の気持ち。なので、今一度皆さんには観戦マナーというものを徹底して欲しい」とマナーの徹底を選手の立場から呼びかけた。