＜カシオワールドオープン　2日目◇23日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,300ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の2日目。賞金ランクトップを走る藤田寛之は4バーディ・1ボギーの69をマーク。スコアを3つ伸ばし、トータル7アンダーで首位と2打差の5位タイに浮上した。

藤田寛之、世界ランク47位に浮上！ルーク・ドナルドが2位！

　藤田は7番パー5で3打目をピン右手前1メートル半につけ、バーディを先行させる。後半では11番で8メートルをねじ込みバーディを奪うと、13番では10メートルを決めてバーディ。15番でバーディのあと、17番でボギーを叩いたものの上位をキープしてホールアウト。「長いのが決まってくれたので楽になった」と風、雨ともタフなコンディションをパターに助けられた。

　賞金王レースで藤田を追う2位の谷口徹がこの日のスタート前に棄権。これには「体調不良でというのは残念ですね」とコメントしたが、自身も風邪気味で「今、流行ってますしね。(コースの)お風呂場、蔓延してると思いますよ」。昨年覇者の高山忠洋も発熱で欠場。この日トータル8アンダーで2位につけた藤田の弟弟子、上井邦浩も風邪でのどの痛みが酷く、のど飴をなめながらのプレーと風邪が大流行している中での戦いとなっている。

　これで賞金王レースは俄然有利となった藤田だが、あくまでも第一目標は年内の世界ランク50位以内キープ。「20位以内が最低条件、できれば2週連続10位以内で終わりたい」。ポイントの加算される順位でのフィニッシュを狙う。