<ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日◇29日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の初日。自身初の賞金王と大会3連覇を狙う藤田寛之が、大会レコードタイとなる“61”をマークし9アンダー単独首位と絶好のスタートを切った。
逆転での賞金王を狙う谷口徹も意気消沈だ。ハーフを終えた時点で1アンダーの谷口に対し、藤田は2番で約12メートルのバーディパットを決めたのを皮切りに3番、5番でもバーディ。6番ではセカンドを3メートルにつけてイーグルを奪うと、9番でもバーディを積み重ね、両者には前半だけで5ストロークの差がついた。谷口が「もう帰ろかな」とぼやけば、「まぁまぁまだ始まったばかりじゃないですか」と慰める余裕も見せつつ終わってみれば9アンダー。毒舌で知られる先輩を完全に黙らせた。
大会前日は対抗心メラメラだった谷口「もう2位なんて見ていない」
どんなに良いゴルフを見せても満足せず反省点を見つけるのが藤田だが、「自分のゴルフとしては90点。フェードが上手く打てなかった分、マイナス10点させていただきました」と語る口調もいつもとは違って滑らか。開幕前はパッティングに不安を抱えていたが、今大会前に持ち込んだ10本の中からキャディが選び出したパターがマッチして、「パターはノーミスでした。自分のストロークに合っていた」と満足気な表情を見せた。
勝てば目標とする世界ランキング50位以内での来季の「マスターズ」へ文句なしで当確ランプがともる。「初日としては120点。先頭切っていって息切れすることがないように、多少ペースダウンしても第一集団をキープしたい」。会心のスタートにも43歳のベテランが手綱を緩めることはない。
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の初日。自身初の賞金王と大会3連覇を狙う藤田寛之が、大会レコードタイとなる“61”をマークし9アンダー単独首位と絶好のスタートを切った。
逆転での賞金王を狙う谷口徹も意気消沈だ。ハーフを終えた時点で1アンダーの谷口に対し、藤田は2番で約12メートルのバーディパットを決めたのを皮切りに3番、5番でもバーディ。6番ではセカンドを3メートルにつけてイーグルを奪うと、9番でもバーディを積み重ね、両者には前半だけで5ストロークの差がついた。谷口が「もう帰ろかな」とぼやけば、「まぁまぁまだ始まったばかりじゃないですか」と慰める余裕も見せつつ終わってみれば9アンダー。毒舌で知られる先輩を完全に黙らせた。
大会前日は対抗心メラメラだった谷口「もう2位なんて見ていない」
どんなに良いゴルフを見せても満足せず反省点を見つけるのが藤田だが、「自分のゴルフとしては90点。フェードが上手く打てなかった分、マイナス10点させていただきました」と語る口調もいつもとは違って滑らか。開幕前はパッティングに不安を抱えていたが、今大会前に持ち込んだ10本の中からキャディが選び出したパターがマッチして、「パターはノーミスでした。自分のストロークに合っていた」と満足気な表情を見せた。
勝てば目標とする世界ランキング50位以内での来季の「マスターズ」へ文句なしで当確ランプがともる。「初日としては120点。先頭切っていって息切れすることがないように、多少ペースダウンしても第一集団をキープしたい」。会心のスタートにも43歳のベテランが手綱を緩めることはない。