<ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目◇1日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>
プロゴルファー藤田寛之を思い描いてみると“安定感のあるプレースタイル、手堅いプレー、小技が上手い、経験豊富なベテラン”といったイメージが浮かぶ。だが「ゴルフ日本シリーズJTカップ」3日目に同組で回った石川遼は「僕なんかが藤田さんを語るのは恐れ多い」と前置きした上で、小技、経験といった要素よりもその裏にある“姿勢”を藤田寛之の凄さに挙げた。
石川遼も藤田に脱帽「手のひらで踊らされている」
「僕が一番凄いと思っているのは妥協しないところ。マイナス思考という訳ではなくて、決して自分を認めない。プレー中は自信に満ち溢れているけど、練習中はもっといける、もっといけると思っているのがすごくわかりますね」。藤田はツアーで転戦が続いてどんなに疲れていても、所属の葛城GCでのトレーニングを欠かすことはない。大会期間中も、日没直前まで練習場でボールを打ち込む姿は、ツアー仲間、関係者の間では定番の光景だ。その姿には、職人や求道者といった言葉がよく似合う。
豊富な練習量で知られる石川も「練習を終わるときは“これくらいでいいか”と考えて終わるんですけど、藤田さんはそのラインが高い」と43歳の努力を目の当たりにしてきた1人。「小技の上手さとか経験とかはもちろんですけど、僕はそういう姿勢というか、そのイメージが強い」と藤田の強さの秘訣を語った。
と、そこまで語って石川がふとわれに返る。「…なんて言っているだけじゃなくて、自分もそこを目指さないといけない。そういう姿勢は僕らのほうが持っていないと」と、43歳の姿を思い出し口元を引き締めた21歳。活躍を続けるベテランから次世代を担う若手へ。妥協なき姿勢は受け継がれていく。
プロゴルファー藤田寛之を思い描いてみると“安定感のあるプレースタイル、手堅いプレー、小技が上手い、経験豊富なベテラン”といったイメージが浮かぶ。だが「ゴルフ日本シリーズJTカップ」3日目に同組で回った石川遼は「僕なんかが藤田さんを語るのは恐れ多い」と前置きした上で、小技、経験といった要素よりもその裏にある“姿勢”を藤田寛之の凄さに挙げた。
石川遼も藤田に脱帽「手のひらで踊らされている」
「僕が一番凄いと思っているのは妥協しないところ。マイナス思考という訳ではなくて、決して自分を認めない。プレー中は自信に満ち溢れているけど、練習中はもっといける、もっといけると思っているのがすごくわかりますね」。藤田はツアーで転戦が続いてどんなに疲れていても、所属の葛城GCでのトレーニングを欠かすことはない。大会期間中も、日没直前まで練習場でボールを打ち込む姿は、ツアー仲間、関係者の間では定番の光景だ。その姿には、職人や求道者といった言葉がよく似合う。
豊富な練習量で知られる石川も「練習を終わるときは“これくらいでいいか”と考えて終わるんですけど、藤田さんはそのラインが高い」と43歳の努力を目の当たりにしてきた1人。「小技の上手さとか経験とかはもちろんですけど、僕はそういう姿勢というか、そのイメージが強い」と藤田の強さの秘訣を語った。
と、そこまで語って石川がふとわれに返る。「…なんて言っているだけじゃなくて、自分もそこを目指さないといけない。そういう姿勢は僕らのほうが持っていないと」と、43歳の姿を思い出し口元を引き締めた21歳。活躍を続けるベテランから次世代を担う若手へ。妥協なき姿勢は受け継がれていく。