だが、怪我をしたことによる副産物もあった。ラウンド後のマッサージはもちろん、温泉でのケアなど体にかける時間が大幅に増えたことで、怪我をする前よりも良いコンディションをキープすることができるようになった。メンタル面も「無駄な年月を過ごしてなかったので、緊張している中でも自分のプレーを貫き通すことができた」と苦しい時間を耐えてきたことことで成長した。
当時の最速記録となるプロ5戦目での初優勝から、2勝目まで費やした3年という月日も無駄ではなかった。「焦ってもしょうがないし、たくさんの優勝争いもして、多くの負けも経験した。それが活きていると思う」。杉並学院高時代には石川遼の2つ上の先輩として、ジュニア時代から圧倒的な戦績を残してきた“キング”。ゴルフキャリアで初であろう挫折と苦しみを乗り越えて大きく強くなって帰ってきた。
当時の最速記録となるプロ5戦目での初優勝から、2勝目まで費やした3年という月日も無駄ではなかった。「焦ってもしょうがないし、たくさんの優勝争いもして、多くの負けも経験した。それが活きていると思う」。杉並学院高時代には石川遼の2つ上の先輩として、ジュニア時代から圧倒的な戦績を残してきた“キング”。ゴルフキャリアで初であろう挫折と苦しみを乗り越えて大きく強くなって帰ってきた。