<日本オープンゴルフ選手権競技 3日目◇19日◇茨城ゴルフ倶楽部・東コース(7,320ヤード・パー71)>
国内男子メジャー「日本オープン」の3日目。トータル5アンダーの3位タイからスタートした小田孔明が6バーディ・2ボギーの“67”をマークしてトータル9アンダーで2位に3打差をつけて単独首位に立った。小田のこれまでの6勝はすべて3日目に首位に立っての逃げ切り優勝。必勝パターンに持ち込んだ35歳が初のメジャータイトル獲得に挑む。
小田孔明、2打差好位置も頭によぎるのは「“80”の呪い」
厳しいピンポジションに多くの選手が苦しむ中、圧巻のプレーを見せた。この日最難関となったスタートの1番では、約200ヤードのセカンドを1メートルにつけてバーディを奪取。「あれは大きかった」と勢いよく飛び出すと直後の2番はボギーとしたものの、その後も5つのバーディを積み重ねて一気に後続を突き放した。
小田は勝利こそないものの、影の日本オープン男。過去8度出場して予選落ちはなく、トップ10も3回マークしている。その中でも、今も小田の脳裏に焼き付いているのは相模原GCでの07年大会だ。当時未勝利だった小田は単独首位で最終日を迎えながら“80”を叩いて結局8位フィニッシュ。「あの時は若かった。まだ勝てるゴルフをしていなかった」と初優勝のチャンスは日本オープンという分厚い壁に跳ね返された。
それでも、この敗北は「今の僕のゴルフは相模原の教訓からきている」と自分のゴルフを見つめなおすきっかけとなった。翌年の08年に悲願のツアー初優勝を果たすと、ここまで通算6勝をマーク。名実ともにツアーを代表するトッププロとして大きく成長を遂げた。そして迎えた今大会。この日本一決定戦になみなみならぬ思い入れを持つ小田に、07年大会のリベンジをする絶好のチャンスが訪れた。
国内男子メジャー「日本オープン」の3日目。トータル5アンダーの3位タイからスタートした小田孔明が6バーディ・2ボギーの“67”をマークしてトータル9アンダーで2位に3打差をつけて単独首位に立った。小田のこれまでの6勝はすべて3日目に首位に立っての逃げ切り優勝。必勝パターンに持ち込んだ35歳が初のメジャータイトル獲得に挑む。
小田孔明、2打差好位置も頭によぎるのは「“80”の呪い」
厳しいピンポジションに多くの選手が苦しむ中、圧巻のプレーを見せた。この日最難関となったスタートの1番では、約200ヤードのセカンドを1メートルにつけてバーディを奪取。「あれは大きかった」と勢いよく飛び出すと直後の2番はボギーとしたものの、その後も5つのバーディを積み重ねて一気に後続を突き放した。
小田は勝利こそないものの、影の日本オープン男。過去8度出場して予選落ちはなく、トップ10も3回マークしている。その中でも、今も小田の脳裏に焼き付いているのは相模原GCでの07年大会だ。当時未勝利だった小田は単独首位で最終日を迎えながら“80”を叩いて結局8位フィニッシュ。「あの時は若かった。まだ勝てるゴルフをしていなかった」と初優勝のチャンスは日本オープンという分厚い壁に跳ね返された。
それでも、この敗北は「今の僕のゴルフは相模原の教訓からきている」と自分のゴルフを見つめなおすきっかけとなった。翌年の08年に悲願のツアー初優勝を果たすと、ここまで通算6勝をマーク。名実ともにツアーを代表するトッププロとして大きく成長を遂げた。そして迎えた今大会。この日本一決定戦になみなみならぬ思い入れを持つ小田に、07年大会のリベンジをする絶好のチャンスが訪れた。