ただ「妻には失礼ですが…それ以上にゴルフをできないことが自分じゃない生活。ゴルフをしていないのは自分ではない。“なにやっているんだろうな”と。ゴルフを普通にやっているプロをテレビで見て、離されているのかなとって」というのも偽らざる本音だった。
リハビリは20ヤードのアプローチから始まった。4〜5月に50ヤードが打てるようになり初めて回復を実感。「(棄権の理由は)50ヤードを打つと痛いことだったので、50ヤードはトラウマになっていた。打てるようになって“良くなっているなぁ”と」。毎週10ヤードずつ痛みを感じずに打てる距離が伸びていき、3番アイアンまで打てるようになった時点で、ウッド抜きでのラウンドを開始した。「痛みと筋肉の関係や、体の構造を勉強する期間でもありました。“自分の体はこうなってるんだな”と」。
■復帰戦で得た確信を胸にドライバーのレベルアップへ
7月初旬の「日本プロ日清カップ」が復帰第1戦。「結果は散々」と予選落ちを喫したものの試合の中で痛みが出ないことを確認できたことが大きかった。クラブを強振できるという確信が、今大会まで約1か月半という短期間でのコンディション回復につながっていく。こだわりを持つドライバーへの不安もなくなり、4日間果敢に攻めるスタイルを貫いた。それも大きな収穫だ。
ドライバーにこだわるワケはやはり復帰を目指す米ツアーにある。「“規格外に飛ぶ選手”がラクに感じるセッティングが多いというか、キャリーで290ヤード打てれば超えることができるバンカーとかがPGAツアーで多くなっている。超えるか超えないかで見える景色が全然違う。自分くらいの飛距離が一番中途半端。上で戦っている選手はキャリーで290以上飛ぶ選手が多いですし、それに少しでも近づけるように」。
それにはドライバーの改革が必要だ。「理想はバックスピン量2700回転くらいですね。トータル飛距離は低スピンのほうが出ますが、もっと全体的にアイアンのような球筋でフェアウェイをピンポイントにキャリーで落としていきたい。“280キャリーの300ヤードではなくて、290キャリーの300ヤード”目指したい」。スピン量を増やしていることにより、アゲインストの状況で曲げる場面が多かったがそれも想定内。「(理想をベースにした上で)アゲインストの状況ではスピンを減らしていくのは打ち方をするのは技術の問題。(左からの強烈なアゲインストが吹いていた)最終日の16番はできました」。打った瞬間に石川自身が勝利を確信した一打に手ごたえを感じていた。
リハビリは20ヤードのアプローチから始まった。4〜5月に50ヤードが打てるようになり初めて回復を実感。「(棄権の理由は)50ヤードを打つと痛いことだったので、50ヤードはトラウマになっていた。打てるようになって“良くなっているなぁ”と」。毎週10ヤードずつ痛みを感じずに打てる距離が伸びていき、3番アイアンまで打てるようになった時点で、ウッド抜きでのラウンドを開始した。「痛みと筋肉の関係や、体の構造を勉強する期間でもありました。“自分の体はこうなってるんだな”と」。
■復帰戦で得た確信を胸にドライバーのレベルアップへ
7月初旬の「日本プロ日清カップ」が復帰第1戦。「結果は散々」と予選落ちを喫したものの試合の中で痛みが出ないことを確認できたことが大きかった。クラブを強振できるという確信が、今大会まで約1か月半という短期間でのコンディション回復につながっていく。こだわりを持つドライバーへの不安もなくなり、4日間果敢に攻めるスタイルを貫いた。それも大きな収穫だ。
ドライバーにこだわるワケはやはり復帰を目指す米ツアーにある。「“規格外に飛ぶ選手”がラクに感じるセッティングが多いというか、キャリーで290ヤード打てれば超えることができるバンカーとかがPGAツアーで多くなっている。超えるか超えないかで見える景色が全然違う。自分くらいの飛距離が一番中途半端。上で戦っている選手はキャリーで290以上飛ぶ選手が多いですし、それに少しでも近づけるように」。
それにはドライバーの改革が必要だ。「理想はバックスピン量2700回転くらいですね。トータル飛距離は低スピンのほうが出ますが、もっと全体的にアイアンのような球筋でフェアウェイをピンポイントにキャリーで落としていきたい。“280キャリーの300ヤードではなくて、290キャリーの300ヤード”目指したい」。スピン量を増やしていることにより、アゲインストの状況で曲げる場面が多かったがそれも想定内。「(理想をベースにした上で)アゲインストの状況ではスピンを減らしていくのは打ち方をするのは技術の問題。(左からの強烈なアゲインストが吹いていた)最終日の16番はできました」。打った瞬間に石川自身が勝利を確信した一打に手ごたえを感じていた。