<三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日◇13日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)>
国内男子ツアー『三井住友VISA太平洋マスターズ』で今季日本ツアー2戦目の出場となった松山英樹。3日目を終えて、2位と6打差・トータル20アンダー単独首位とする一人旅となったが、最終日も3つスコアを伸ばして、2位に7打差をつけるトータル23アンダー。2004年のダレン・クラークの記録を1打更新するトーナメントレコードで今季日本ツアー2戦2勝を達成した。
【関連ニュース】2011年、アマチュアとして優勝しカップを掲げる松山英樹
初日から首位を守った完全優勝だが、最も苦しんだ最終日。2番からの連続バーディも追うソン・ヨンハン(韓国)も同じく連続バーディ。さらにスタート時と同じく6打差で迎えた6番パー5でトラブルに見舞われた。ティショットを左に曲げて林のなかへ入れると、ボールは木の根っこに。「まだ6番ホールを含めたら13ホールありますし、怪我して棄権するよりはアンプレアブルしたほうがいい、という選択でした」とアンプレヤブルして、3打目をフェアウェイでリカバリーするが、4打目がグリーンを捉えきれず、手前の池へこぼれる。このホールをまさかの“ダブルボギー”とすると、続く7番パー3もボギー。8番で1つ取り返すも前半上がりの9番で再びボギーとなり、2位のヨンハンに3打差に詰められる。
悪い流れのまま迎えたサンデーバックナイン。「ヨンハンがすごくいいプレーをしていたので早めに差をつけないと、上がりも苦しくなるなと思った。6打差から3打差になったときにかなりしんどい思いはしましたけど“頑張れ”“まだまだ”という言葉をギャラリーから貰って助かりました」と気持ちを入れなおすと、「11番のバーディが大きかったですね、13番が終わって、15番を獲って一安心した」と3つ取り返してスタート時の6打差に戻す。16番でも伸ばして、トーナメントレコードでの完全優勝も現実味を帯びた。
最終18番パー5を迎えた時点で8打差。完全優勝は確実。だがここでも見せ場がやってきた。2オンを狙った2打目がグリーン右手前の池へイン。4打目に70ヤードのアプローチを残して、ボギーとすればトーナメントレコード“タイ”となる締まらない展開に…。18番グリーンを囲んだギャラリーの注目を一身に浴びての4打目。最終日のピンポジションは2段グリーンの下の段に切られていたが、1段目と2打目の間の傾斜に着弾させるとボールはするすると傾斜で戻り、カップ際約10cm以内に。タップインで新記録を決める役者ぶりで大勢のギャラリーから万雷の祝福を受けた。
国内男子ツアー『三井住友VISA太平洋マスターズ』で今季日本ツアー2戦目の出場となった松山英樹。3日目を終えて、2位と6打差・トータル20アンダー単独首位とする一人旅となったが、最終日も3つスコアを伸ばして、2位に7打差をつけるトータル23アンダー。2004年のダレン・クラークの記録を1打更新するトーナメントレコードで今季日本ツアー2戦2勝を達成した。
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悪い流れのまま迎えたサンデーバックナイン。「ヨンハンがすごくいいプレーをしていたので早めに差をつけないと、上がりも苦しくなるなと思った。6打差から3打差になったときにかなりしんどい思いはしましたけど“頑張れ”“まだまだ”という言葉をギャラリーから貰って助かりました」と気持ちを入れなおすと、「11番のバーディが大きかったですね、13番が終わって、15番を獲って一安心した」と3つ取り返してスタート時の6打差に戻す。16番でも伸ばして、トーナメントレコードでの完全優勝も現実味を帯びた。
最終18番パー5を迎えた時点で8打差。完全優勝は確実。だがここでも見せ場がやってきた。2オンを狙った2打目がグリーン右手前の池へイン。4打目に70ヤードのアプローチを残して、ボギーとすればトーナメントレコード“タイ”となる締まらない展開に…。18番グリーンを囲んだギャラリーの注目を一身に浴びての4打目。最終日のピンポジションは2段グリーンの下の段に切られていたが、1段目と2打目の間の傾斜に着弾させるとボールはするすると傾斜で戻り、カップ際約10cm以内に。タップインで新記録を決める役者ぶりで大勢のギャラリーから万雷の祝福を受けた。