<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 事前情報◇11日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ (北海道)◇7178ヤード・パー72(予選)、7096ヤード・パー71(決勝)>
元プロ野球選手の大久保博元(デーブ大久保)氏が11日のプロアマに参加。浅地洋佑らとともに18ホールのラウンドを楽しんだ。「レギュラーツアーのシード選手の プレーを見ることができただけでも収穫だし、たくさん教わることもありました。浅地プロはゲストの方にすごく気を使われていて、プロ意識が高いなと感心しました」。この日のスコアはイーブンパーで回った。
西武ライオンズや読売巨人軍で活躍し、楽天イーグルスでは監督を務めた経験がある大久保氏は、引退後の30歳からゴルフを始めた。2005年にはティーチングプロとしてPGA(日本プロゴルフ協会)に入会。その後はツアープロを目指し、プロテストの受験やツアー参戦もあるほどの腕前だ。
昨年は、巨人の一軍チーフ打撃コーチを務めていたためゴルフは小休止していたが、今年に入り週に3、4回はラウンド。ベストスコアは「65」を記録している。「YouTubeの企画で横田真一プロとラウンドしたときに、シャフトを長くして軽くしたほうがいいと言われて、20ヤードほど距離が伸びて、300ヤードは超えている。今が一番、ゴルフがうまいんじゃないかな」。
そして、こんな“野望”も。今月31日から始まる来季の出場権をかけたシニアツアーの1次予選会(QT)に出場する予定だという。「シニアで“賞金王を獲る”という目標があるので、本当に真剣に取り組んでいます」。まず、シニアツアーのフル出場権を手に入れるには、来年3月に行われる最終予選会で10位以内に入る必要がある。
「すごく狭き門ですけどね。出る以上はチャンスがないわけではないので、頑張りたいし、ゴルフ界を盛り上げたいね」。今後の大久保氏の動向に注目していきたい。(文・神吉孝昌)