今季から国内男子ツアーを主戦場にする女子選手の寺西飛香留(てらにし・ひかる)が、今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」に主催者推薦で自身初のレギュラーツアー出場を果たす。自身のインスタグラムでも発表し、大会への想いを投稿した。
投稿には「なんと!2025年4月10日〜13日(東建多度カントリークラブ・名古屋)にて開催される“JAPANゴルフツアー開幕戦東建ホームメイトカップ”に出場することが決定しました!!推薦をいただきました主催の東建コーポレーション株式会社さまをはじめ、関係者の皆さまに感謝申し上げます」と感謝の気持ちを綴った。
さらに続けて「2年前に現地に観戦に行っていたことを思い出し、非常に感慨深い気持ちでいっぱいです。今度は自分が舞台に立てることになりとてもうれしいです。自分のプレーを精一杯していきます!!」と思入れのある舞台に胸を躍らせた。
寺西は昨年8月に行われた「ファーストQT1富岡倶楽部 supported by SMBCモビット」で49位でフィニッシュ。82位までに入ったことによって、JGTOツアープレーヤーの権利を獲得し、国内男子ツアー初の“女性選手”の誕生となった。また、昨年は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストにも挑戦しており、“二刀流”の選手として活躍する姿が待ち遠しい。
昨シーズンは「パナソニックオープン」のマンデートーナメントにも出場。通過とはならなかったが、男子選手に劣らない飛距離やパワフルなプレーを魅せ注目を浴びた。下部ツアーでは「ディライトワークス JGTO ファイナル」に出場し、予選落ちの98位タイで終えている。
また、今年の4月24~27日に開催される賞金総額4億円の新規大会「前澤杯」のプロアマにも参戦する予定となっている。
国内男子ツアーに女性選手がエントリーするのは、2005年12月に開催された「アジア・ジャパン沖縄オープン」に出場した宮里藍以来、日本人選手としては2人目となる。