9日、都内で「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(4月25~28日)の大会開催記者会見が開かれた。国際スポーツ振興協会(ISPS)の半田晴久会長をはじめ、新井直之JGTO副会長、ISPSと契約を結ぶ尾崎直道、桂川有人が会見に登場した。
DPワールド(欧州)ツアーと国内男子ツアーの“史上初”共催大会として、昨年はPGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)で行われた。2回目となる今年は、舞台を太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)に移して開催される。世界的な大会が行われてきた同コースで開催したいという半田会長の思いが実現した形だ。
開幕までおよそ2週間ほど。半田会長は改めて、今大会への思いを口にする。「日本と欧州の共催ではあるが、ヨーロッパ文化を受け入れるだけではなく、日本独自の文化も取り入れる大会を目指す」。日本文化のアイデンティティを感じられるような大会…。そんな構想を描いている。
その一環として会場には、ロボット恐竜コーナー、お化け屋敷、縁日コーナーなどが設置される予定。さらに最終日には1000発の花火も打ち上げるなど、大会に足を運んだ人たちを楽しませる仕掛けが多くちりばめられる。
また、メジャーリーガー・大谷翔平選手の言葉を借りながら「尊敬するのはやめましょう。意識の壁を越えていかないと、成績と結果が出てこない」と出場予定の日本勢選手にエール。「ヨーロッパツアーに出場する選手をただリスペクトするだけでなく『自分もやれる』と思って戦ってほしい」と話した。
これを受けて尾崎は「今年は日本人にチャンスがあると思いますね。若い選手が力をつけてきて、体力的にも、精神的にも臆することなく世界で戦っている」とコメント。昨年9月から久常涼、星野陸也、中島啓太が欧州ツアーで勝利を挙げる活躍をみて、若手選手に大きな期待感を抱いた。
桂川は2年連続での出場になる。「(海外選手は)気持ちの強さをすごく感じた。ハングリー精神というか、そういう強い気持ちをもって日本ツアーのレベルの高さを見せていきたい」と、海外選手に負けない力強いプレーをみせることを誓った。