<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 初日◇18日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)、西コース(6544ヤード・パー70)>
中日ドラゴンズなどでエースピッチャーとしてプレーし、引退後は解説者やYouTuberとしても活躍している川上憲伸氏が、予選を勝ち上がって本戦に初登場。ウェアはドラゴンズカラーのブルーで決め「ビジター用」と笑う。各ホールのいいスコアを採用していく『フォアボール形式』で行われたダブルス戦で、赤坂亮二氏とのペアで2アンダー・5位タイに入った。
ドラゴンズカラーで登場! “ゴルフ大好き”川上憲伸氏が考える野球とは“逆”の動き
稀代のカットボール使い! 元中日ドラゴンズのエース・川上憲伸氏がダブルス戦で好プレーを披露した。
配信日時:2023年5月18日 22時30分
<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 初日◇18日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)、西コース(6544ヤード・パー70)>
中日ドラゴンズなどでエースピッチャーとしてプレーし、引退後は解説者やYouTuberとしても活躍している川上憲伸氏が、予選を勝ち上がって本戦に初登場。ウェアはドラゴンズカラーのブルーで決め「ビジター用」と笑う。各ホールのいいスコアを採用していく『フォアボール形式』で行われたダブルス戦で、赤坂亮二氏とのペアで2アンダー・5位タイに入った。
今大会はアマチュア2人とプロ2人が同じ組で回るフォーマット。「実力派の池田勇太プロ、ゴルフ界で期待される米澤蓮プロと一緒にプレーできたことがいい思い出ですね。ティショットのときにむちゃくちゃ緊張しました」と楽しそうに話す。
川上氏は現役時代からゴルフにハマり、現在は週1、2回のペースでラウンドを重ねている。「つらい仕事のあとはゴルフを入れて、そのために頑張ろうと思っています。現役のときもいいピッチングをしたらゴルフに行けるんだって。ゴルフがモチベーションなんです」というほどだ。
「アプローチが苦手で、それが多いときと少ないときでスコアには波がある」と言いつつ、平均スコアは「80ちょっと」、ベストスコアは「71」という腕前。そこからもゴルフ熱が高いことがわかる。一緒に回った池田とはプライベートでゴルフをしたことがある仲で、「憲さん、ちょっと早いですよ」とラウンド中にアドバイスをもらった。緊張からか初めはショットが散らばっていたが、池田のひと言でテークバックも切り返しも早くならないように意識し、本来のショットが戻ってきた。
プロ野球選手時代は幾度も修羅場をくぐり抜けてきたが、「野球はマウンドに上がって始まってしまえば緊張しない。でもゴルフは始まっても毎回緊張。野球は何万人お客さんがいても、ストライクを投げるのはそんなに緊張しないんですよ」と意外な答えが返ってきた。そして、「きょうは最終ホールで、ギャラリーがたくさんいて、カメラがこっち向いているんちゃうかって変な緊張感が(笑)。野球にはなかったです。40歳後半になって、それが味わえるのはいいですよ」と、ゴルフの緊張すらも楽しんでいる。
では、川上氏はゴルフのどんなところに魅力を感じているのか。「野球の感覚でゴルフをしたら、なぜダメなんだろうとか。そういうのを考えるのが好きなんですよ」と話す。プロゴルファーには野球との違いを、プロ野球選手にはゴルフとの違いを聞くのがお決まりで、「プロゴルファーはバッティングセンターにいったら、高めはまったく打てないけど、低めは打てるとか。プロ野球選手でゴルフが上手い谷繁(元信)さんは、(ゴルフは)アウトローをレフト方向に打つ感じって言っていました」と情報収集している。
また、「野球のバッティングではボールが来たら前でとらえるけど、ゴルフは後ろ。ゴルフの感覚でバッティングしたら、ピッチャーからするとインコースに投げておけばOK(笑)」と、野球とゴルフの違いを次々に挙げていく。さらに、「昔、ピッチャーはゴルフが上手いと言われていた。でも、ピッチャーが投げる感覚でボールを打ったら、シャンクが出る。あれは嘘でした(笑)」と、自分自身で検証も行っている。
そのなかで面白かったのは右手の使い方。「弱いボールを投げる動きがゴルフでは強いボールになる」というのだ。ゴルフではトップからインパクトで右手首は甲側に折って使う。そうすることでフェースが開かず強いボールになるが、野球で強い球を放るときは手首を折らずに立てて使うため、「チェンジアップを投げているような感じ」になるのだとか。反対に、ゴルフで右手首の角度が早くほどけてしまうと、フェースが開いてスライスを誘発することになる。
その手首の使い方とアプローチが苦手なことも関係している。「ピッチングは全力で腕を振ったら遠心力で手首は勝手に返るもの。でもアプローチはタイミングがわからない」。アプローチは全力で振らないため、川上氏の手首を返すポイントは迷宮入り。それでもやはり、わからないことも楽しいんだという言わんばかりの笑顔だった。(文・下村耕平)
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