最終日の逆転で今季2勝目を挙げたチャン・キム(米国)。2位を20ヤード近く引き離してダントツの平均飛距離を叩きだすなど規格外の力を見せつけたが、キム自身も優勝のカギに“パッティング”を挙げたようにショートゲームの安定感も大きかった。練習を共にしたこともある田島創志も、「ボギーを打っていない。飛ぶだけでなく小技の精度も高い」と総合力の高さにうなった。自身もマンデートーナメントに挑んだ、夏の北海道での大会を振り返る。
【関連動画】アイリッシュオープン最終日に魅せた谷原秀人のイーグル!
■チャン・キムが見すえるモノ
「〜全英への道〜ミズノオープン」に続く2勝目を早くも挙げたことで、賞金ランキングも宮里優作に続く2位に浮上。安定感とショットの破壊力で賞金王の期待も高まるが、田島は「彼はそこを見ていないかもしれない」という。初出場のメジャー「全米オープン」では予選落ちこそ喫したものの、2日目までのドライビングディスタンスで2位につけるなど、世界のトップにひけをとらないポテンシャルを持つことを証明した。今後一つ足掛かりをつかめば、一気に世界に飛び出していく可能性はある。
「やっぱりワールドランキングを上げて、向こうの試合に出ていくのがメインになるのではないか。全英オープンとか海外でポイントを稼いで、下部ツアーから上に行くことを目指していると思う。そういうところに目がいっているから、日本だけでやっている選手と目線が違う。それは大きいと思う。日本の選手にも海外で戦える気持ちを持ってもらうことが大切(田島)」
田島の言うように、リーダーボード上位を見れば日本勢も今平周吾、池田勇太、宮里優作といった海外でもまれた面々が名を連ねている。「上位にいるのは世界に出て戦っている人だけ。世界で戦ってきている人たちと、日本だけで戦っている人たちの差が出てきている」。かつての松山英樹しかり、石川遼しかり。高い目線は、おのずと選手を高みに引き上げていく。
■今平周吾、安定感の要因
そんな中、日本勢で最高位につけた今平周吾の奮闘も光った4日間だった。今季は関西オープンでツアー初勝利を挙げたほか、安定したプレーぶりで平均ストローク1位。トップ10は5度記録している。田島も「ダウンスイングのプレーンが安定している。ドローもフェードも打つけど、フォローでフェースの使い方だけでボールを変えていくのが安定感が高い」と評価する。さらに、パッティングも「ウィークポイントの頭が起き上がるクセが減っていたし、ああいうパッティングをしていれば、まだ勝つチャンスはある」と今季躍進の要因に挙げた。
【関連動画】アイリッシュオープン最終日に魅せた谷原秀人のイーグル!
■チャン・キムが見すえるモノ
「〜全英への道〜ミズノオープン」に続く2勝目を早くも挙げたことで、賞金ランキングも宮里優作に続く2位に浮上。安定感とショットの破壊力で賞金王の期待も高まるが、田島は「彼はそこを見ていないかもしれない」という。初出場のメジャー「全米オープン」では予選落ちこそ喫したものの、2日目までのドライビングディスタンスで2位につけるなど、世界のトップにひけをとらないポテンシャルを持つことを証明した。今後一つ足掛かりをつかめば、一気に世界に飛び出していく可能性はある。
「やっぱりワールドランキングを上げて、向こうの試合に出ていくのがメインになるのではないか。全英オープンとか海外でポイントを稼いで、下部ツアーから上に行くことを目指していると思う。そういうところに目がいっているから、日本だけでやっている選手と目線が違う。それは大きいと思う。日本の選手にも海外で戦える気持ちを持ってもらうことが大切(田島)」
田島の言うように、リーダーボード上位を見れば日本勢も今平周吾、池田勇太、宮里優作といった海外でもまれた面々が名を連ねている。「上位にいるのは世界に出て戦っている人だけ。世界で戦ってきている人たちと、日本だけで戦っている人たちの差が出てきている」。かつての松山英樹しかり、石川遼しかり。高い目線は、おのずと選手を高みに引き上げていく。
■今平周吾、安定感の要因
そんな中、日本勢で最高位につけた今平周吾の奮闘も光った4日間だった。今季は関西オープンでツアー初勝利を挙げたほか、安定したプレーぶりで平均ストローク1位。トップ10は5度記録している。田島も「ダウンスイングのプレーンが安定している。ドローもフェードも打つけど、フォローでフェースの使い方だけでボールを変えていくのが安定感が高い」と評価する。さらに、パッティングも「ウィークポイントの頭が起き上がるクセが減っていたし、ああいうパッティングをしていれば、まだ勝つチャンスはある」と今季躍進の要因に挙げた。