<RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日◇27日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>
去年の賞金王・池田勇太の本大会3回目の優勝で幕を閉じた「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」。今季国内ツアー6戦目の出場で初めての勝利をつかんだ池田を4日間サポートしたのが、会場となった芥屋ゴルフ倶楽部のハウスキャディ、山崎ありささん。百戦錬磨の池田にツアー通算17回目の勝利をもたらした“初めて”のハウスキャディに、優勝が決まった18番グリーンで話を聞いた。
池田、優勝会見で勝利の美酒!
「(優勝したという)実感がない。優勝したのは池田プロの実力。元々緊張しやすいけど、(池田プロが)和ませてくれて、いつものラウンドと同じようにできました」というありささん。表彰式の場で池田から大勢のギャラリーの前で紹介されたことについても、「突然でびっくりした」とおっとりした感じで話してくれた
池田が7月に行った合宿中、3日間回った練習ラウンドの最終日に、キャディとして付いたのが池田との初対面。今回の大会に向けたキャディ選考だとは分かっていたが、「(キャディについた)最初のホールでいきなりロストボール。その後は何も聞かれず、クラブを運ぶ係りみたいだったので、こりゃダメだ」と思っていたところ、まさかの抜擢。ありささん的には、「選ばれた理由は全く分からなかった。自分のいい点を強いてあげると、誰にでもかしこまることなく普通に話せるところかな」と謙遜したが、優勝会見で選抜理由を明かした池田によると、「最初からとても熱心だった。ラウンド中も“今のラインはどのように読んだのか”とか、“どうしてこのクラブを選んだのか”とか、とにかく勉強したい、力になりたいという気持ちが伝わった」というから、無意識のうちに池田の懐に飛び込んでいたのだろう。
ありささんは4年前に地元の高校を卒業後、キャディとして芥屋に就職。それまでは、「ゴルフに興味は無かった」という。開幕前に池田からは、「間違ってもいいから、思ったこと、気付いたことは全部言え」と言われたありささん。「パットのラインとか思ったことは言いました。外したときには“減給だ”と冗談で言われましたが、決まったときには“ナイスキャディ”と褒められた」と笑顔。会見では池田から、「ラインは半分しか当たらない」とこちらも笑顔で暴露された。
池田にツアー優勝をもたらした初めてのハウスキャディとなったありささん。話を聞いた時点で来年のオファーはまだ来ていなかったが、「今から言っておかないと」と池田もオファーを表明。「これまでのキャディ生活で一番うれしい。芥屋に就職してよかった」とはにかんだ土屋太鳳似の21歳が、来年もディフェンディング“ハウス”キャディとして池田のバッグを運ぶのはほぼ確定だ。
去年の賞金王・池田勇太の本大会3回目の優勝で幕を閉じた「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」。今季国内ツアー6戦目の出場で初めての勝利をつかんだ池田を4日間サポートしたのが、会場となった芥屋ゴルフ倶楽部のハウスキャディ、山崎ありささん。百戦錬磨の池田にツアー通算17回目の勝利をもたらした“初めて”のハウスキャディに、優勝が決まった18番グリーンで話を聞いた。
池田、優勝会見で勝利の美酒!
「(優勝したという)実感がない。優勝したのは池田プロの実力。元々緊張しやすいけど、(池田プロが)和ませてくれて、いつものラウンドと同じようにできました」というありささん。表彰式の場で池田から大勢のギャラリーの前で紹介されたことについても、「突然でびっくりした」とおっとりした感じで話してくれた
池田が7月に行った合宿中、3日間回った練習ラウンドの最終日に、キャディとして付いたのが池田との初対面。今回の大会に向けたキャディ選考だとは分かっていたが、「(キャディについた)最初のホールでいきなりロストボール。その後は何も聞かれず、クラブを運ぶ係りみたいだったので、こりゃダメだ」と思っていたところ、まさかの抜擢。ありささん的には、「選ばれた理由は全く分からなかった。自分のいい点を強いてあげると、誰にでもかしこまることなく普通に話せるところかな」と謙遜したが、優勝会見で選抜理由を明かした池田によると、「最初からとても熱心だった。ラウンド中も“今のラインはどのように読んだのか”とか、“どうしてこのクラブを選んだのか”とか、とにかく勉強したい、力になりたいという気持ちが伝わった」というから、無意識のうちに池田の懐に飛び込んでいたのだろう。
ありささんは4年前に地元の高校を卒業後、キャディとして芥屋に就職。それまでは、「ゴルフに興味は無かった」という。開幕前に池田からは、「間違ってもいいから、思ったこと、気付いたことは全部言え」と言われたありささん。「パットのラインとか思ったことは言いました。外したときには“減給だ”と冗談で言われましたが、決まったときには“ナイスキャディ”と褒められた」と笑顔。会見では池田から、「ラインは半分しか当たらない」とこちらも笑顔で暴露された。
池田にツアー優勝をもたらした初めてのハウスキャディとなったありささん。話を聞いた時点で来年のオファーはまだ来ていなかったが、「今から言っておかないと」と池田もオファーを表明。「これまでのキャディ生活で一番うれしい。芥屋に就職してよかった」とはにかんだ土屋太鳳似の21歳が、来年もディフェンディング“ハウス”キャディとして池田のバッグを運ぶのはほぼ確定だ。