<ISPSハンダマッチプレー選手権3回戦◇6日◇浜野ゴルフクラブ(7,217ヤード・パー72)>
この日の3回戦で、片岡大育を4&3で下したのが星野陸也。この快勝劇を生んだのが、6番で奪ったイーグルだった。
池田勇太の勝利の女神は土屋太鳳似の21歳
1アップで迎えた6番パー5で、2打目をグリーン左奥のラフに打ち込んだ星野。対戦相手の片岡が3打目をすでに1メートルに寄せていただけに、自分も1パット圏内に寄せたい場面だった。しかし、ピンまでは7〜8メートル、軽い左足下がりという難しいライ。しかもグリーン面が下っているので、落としどころを間違えると、ピンを大きくオーバーする。唯一の救いは、ボールがラフにそれほど沈んでいなかったことだった。
そんな状況で、星野がゆっくりと59度のサンドウェッジを振り下ろすと、ボールはグリーンに落ちてから、フックラインをピンに向かって転がっていく。そのままボールがカップの中に消えると、星野は小さなガッツポーズを見せた。これで2アップとなり、片岡を突き放した。「あのイーグルで流れが変わったと思いますし、いけるかなという気にもなりました」。その言葉通り後半もアップを重ね、4アンド3で片岡を下した。
星野にはこの試合を迎える前、心に決めていたことが1つあった。それは、相手のプレーは気にせずに、自分は60台でラウンドすることだけに集中する。そのため、ティショットでは飛距離よりもフェアウェイキープを重視。場合によっては、あえて3番ウッドを手にした。この日はコースの状態が悪く、無打罰でコース上のボールを拾い上げて汚れを取り、1クラブレングス以内にプレースできる“プリファードライ”が適用されていただけに、この作戦はよけいに功を奏したといえる。「フェアウェイをキープしたホールではバーディを狙い、ラフにつかまったホールは確実にパーセーブ狙いに徹しました」という星野。結果的に15ホールしか回らなかったが、60台ペースだったことは確かだ。
星野が掲げている今季の目標は「ツアーで1勝すること」。しかも、今大会の優勝賞金は、ツアー史上最高額となる5,000万円だ。「そこまでの道程は長いと思いますが、もしも勝てたら大型車を購入したいですね」と話した時だけは、21歳らしい笑顔を見せた。
この日の3回戦で、片岡大育を4&3で下したのが星野陸也。この快勝劇を生んだのが、6番で奪ったイーグルだった。
池田勇太の勝利の女神は土屋太鳳似の21歳
1アップで迎えた6番パー5で、2打目をグリーン左奥のラフに打ち込んだ星野。対戦相手の片岡が3打目をすでに1メートルに寄せていただけに、自分も1パット圏内に寄せたい場面だった。しかし、ピンまでは7〜8メートル、軽い左足下がりという難しいライ。しかもグリーン面が下っているので、落としどころを間違えると、ピンを大きくオーバーする。唯一の救いは、ボールがラフにそれほど沈んでいなかったことだった。
そんな状況で、星野がゆっくりと59度のサンドウェッジを振り下ろすと、ボールはグリーンに落ちてから、フックラインをピンに向かって転がっていく。そのままボールがカップの中に消えると、星野は小さなガッツポーズを見せた。これで2アップとなり、片岡を突き放した。「あのイーグルで流れが変わったと思いますし、いけるかなという気にもなりました」。その言葉通り後半もアップを重ね、4アンド3で片岡を下した。
星野にはこの試合を迎える前、心に決めていたことが1つあった。それは、相手のプレーは気にせずに、自分は60台でラウンドすることだけに集中する。そのため、ティショットでは飛距離よりもフェアウェイキープを重視。場合によっては、あえて3番ウッドを手にした。この日はコースの状態が悪く、無打罰でコース上のボールを拾い上げて汚れを取り、1クラブレングス以内にプレースできる“プリファードライ”が適用されていただけに、この作戦はよけいに功を奏したといえる。「フェアウェイをキープしたホールではバーディを狙い、ラフにつかまったホールは確実にパーセーブ狙いに徹しました」という星野。結果的に15ホールしか回らなかったが、60台ペースだったことは確かだ。
星野が掲げている今季の目標は「ツアーで1勝すること」。しかも、今大会の優勝賞金は、ツアー史上最高額となる5,000万円だ。「そこまでの道程は長いと思いますが、もしも勝てたら大型車を購入したいですね」と話した時だけは、21歳らしい笑顔を見せた。