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予選会敗退も後援競技Vでカムバック スイング改造でドローも打つ小鯛竜也が6年ぶり2勝目へ4位浮上

小鯛竜也はトータル4アンダー・首位と3打差の4位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年7月28日 19時51分

<日本プロゴルフ選手権 2日目◇28日◇恵庭カントリー倶楽部(北海道)◇7441ヤード・パー72>
 
ツアーきってのイケメン・小鯛竜也が久しぶりに上位に顔を出した。大会予選会は1次で敗退したものの先週開催された日本プロゴルフ協会(PGA)後援の「北陸オープン」で優勝を挙げて、ぎりぎりで本戦の出場資格を獲得。2日間トータル4アンダーで首位と3打差の4位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。

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2017年にツアー初優勝を遂げた小鯛は、5季連続でシードを保持している。しかし、昨季は67位とギリギリでのシード獲得。「勝負どころでミスショットが多かった」とツアー2勝目、さらに上位に行くため、オフの間はフェード一辺倒のスタイルからドローも打てるスイング改造を行った。「前半は大変でした」と、フェードとドローでは動きが真逆のためボールコントロールに苦しむ時期もあった。

スイング改造から半年ほどたち、今ではスイングもなじみ「ドローもフェードも両方打ちます。自分の思うような球が打てるようになってきました」とツアーでも20位以内に入ることも増え、北陸オープンでも多くのシード選手を押さえて優勝を飾ってさらに自信を深めた。

ツアーのシード選手は賞金ランキング65位(義務試合数不足の選手を除く)までだが、PGAが主催のため前年の賞金ランキング60位までに出場資格が付与される。小鯛は1次予選から受ける必要があり、3月上旬に行われた1次予選は、スイング改造の途中で最終予選進出を逃していた。「先週はこの大会に出るために意識していました」と狙って最後の切符をつかんだ。

スイング改造の成果は、最難関の8番パー3でも現れた。大会設定は270ヤードだがこの日の実測は255ヤード。「ユーティリティの距離でしたが、4番アイアンのドロー目で打ちました」。グリーンの左サイドには池があり、ドローボールは勇気が求められる。「ちょっと捕まっちゃったんですけど、グリーンと池の間のラフに止まりました」。果敢にピンを攻めた結果ラフだったが、寄せやすいライとラインでチップインバーディにつながった。「今までだったらユーティリティで右に逃げていたので、バーディはないと思います。こういう勝負どころで攻めるショットができるようになりました」と納得の表用を浮かべる

スイング改造でドローも打てるようにした結果、勝負球のフェードも「曲がり幅が狭くなりました。アイアンの飛距離も伸びました」と副産物もたくさんあった。

5位以内で決勝ラウンドに進むのは2018年の「ブリヂストンオープン」以来だ。「毎年早くツアー2勝目をしたいとイメージしています。いまいい感じに来ています。明日明後日あるので、最終日バックナインで優勝争いできる位置でプレーしたい。最後は気持ちですから。それまでの1.5ラウンドは準備したい」。新生・小鯛竜也が虎視眈々と6年ぶりの2勝目を狙っている。(文・小高拓)

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