＜アジアパシフィック パナソニックオープン　事前情報＞◇24日◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(7,040ヤード・パー70)

　今年が初開催となる新規トーナメント「アジアパシフィック パナソニックオープン」が大阪府にある茨木カンツリー倶楽部 西コースで25日(木)に開幕する。ホストプロとして今大会に挑む石川遼はこの日、海外招待選手として今大会に出場するフレッド・カプルス(米国)、カーティス・ストレンジ(米国)というビッグネームと共に練習ラウンド。2人のメジャーチャンピオンのゴルフをその目に焼きつけ今大会での躍進を誓った。

パナソニックオープン事前情報

　92年のマスターズ覇者で米ツアーでも飛ばし屋でならすカプルスにはティショットで20ヤード近く置いていかれる場面もみられ、「ゆったりしているが、インパクト周辺のスピードが速い。ねじれを生かして飛距離を出している」とティショットの平均飛距離293.34ヤードを誇る石川も脱帽。ラウンド中はその飛距離を生む秘訣を吸収しようと熱い視線を送っていた。

　そして、今日のラウンドで特に勉強になったのが英会話。海外進出を目標にする石川にとって英語は必修科目だが、「話しかけられたときは緊張しました。わからないのが苦しかった」と大物との会話にはゴルフ以上に大苦戦。それでも「耳が鍛えられた気がする」と、こちらも大きな収穫があったようだ。

　練習ラウンドを終えカプルスは石川について、「自分のゲームが身についているし、素晴らしいスイング。コースマネジメントもできている」と絶賛。ストレンジも「素晴らしいプレーヤー。彼の株があれば買いたい気持ち」と評価していた。