<アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 3日目◇23日◇カレドニアン・ゴルフクラブ(7,100ヤード・パー71)>
千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで行われている「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」の3日目。今大会に出場した16人のアマチュアの中で唯一決勝ラウンドに進んだ代々木高校2年の中島啓太が、ウォーターハザードに入れた後の処置に伴うペナルティを受け、15番パー4で“9”を記録した。
珍事続出!チップインバーディかと思いきや…
今大会で唯一決勝ラウンドに残った17歳の表情が青ざめたのは、2打目をグリーン手前のウォーターハザードに入れ、その処置を行った後だった。通常通り、1打の罰を払いドロップしたが、そのボールが再びウォーターハザードに入りそうになったため、中島のキャディがボールをキャッチ。しかし、その場所がウォーターハザードを示す赤線の外側だったため、「ゴルフ規則1-2.球の動きに影響を及ぼす、あるいは物理的条件を変える(※1)」に抵触した。
このとき、キャディがボールを止めた場所からプレーを続ければ2罰打で済んだのだが、救済処置の再ドロップ(ハザード内に転がり込んだ場合)と勘違いした中島が、インプレー中だったそのボールを再び拾い上げ再ドロップ。そのボールがウォーターハザード内に転がり込んだため、「ゴルフ規則20-2C.再ドロップを要する場合(※2)」に基づき、2度目のドロップでボールが落ちた地点にボールを置き、プレーを続けてしまったのだ。これが「ゴルフ規則20-7.誤所からのプレー(※3)」に抵触し、該当する規則である「ゴルフ規則18 止まっている球が動かされた場合(※4)」の一般の罰、2罰打を受けることになった。
結局、(1)ウォーターハザードからの救済で1打、(2)ドロップされて動いている球を意図的に止めたことで2打、(3)インプレーの球を拾い上げリプレースしなかったことで2打、と合計5打の罰を受けた中島は、15番を“9”でホールアウトした。
アテスト後、「細かいルールを把握していなかった」とうなだれた中島。第3ラウンドは、4アンダー15位タイからのスタートだったが、結局トータル9オーバーの61位に後退した。大きなショックを受けた様子で、「こういうペナルティは初めて。勉強させてもらいました」とコメントするのが精一杯だった。
※1 ゴルフ規則1-2.球の動きに影響を及ぼす、あるいは物理的条件を変える
プレーヤーは、(i)インプレーの球の動きに影響を及ぼす意図を持って行動をしたり、(ii)ホー ルのプレーに影響を及ぼす意図を持って物理的条件を変えたりしてはならない。
規則1-2の違反の罰は
マッチプレーではそのホールの負け
ストロークプレーでは2打
※2 ゴルフ規則20-2c.再ドロップを要する場合
ドロップした球は、次の場合、罰なしに再ドロップしなければならない。
(i)ハザード内に転がり込んで止まった場合。
※3 ゴルフ規則20-7a.通 則
プレーヤーは次の場合に誤所からのプレーをしたことになる。
(i)ストロークを行ったり球をドロップしたりプレースすることを規則が許していないコース上 の場所で、プレーヤーが自分のインプレーの球に対してストロークを行った場合。
(ii)ドロップした球の再ドロップや、動かされた球のリプレースを規則が求めているときに、 プレーヤーが自分のインプレーの球に対してストロークを行った場合。
ゴルフ規則20-7c.ストロークプレー
競技者が誤所でストロークを行った場合、競技者は該当する規則に基づいて2打の罰を受ける。
千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで行われている「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」の3日目。今大会に出場した16人のアマチュアの中で唯一決勝ラウンドに進んだ代々木高校2年の中島啓太が、ウォーターハザードに入れた後の処置に伴うペナルティを受け、15番パー4で“9”を記録した。
珍事続出!チップインバーディかと思いきや…
今大会で唯一決勝ラウンドに残った17歳の表情が青ざめたのは、2打目をグリーン手前のウォーターハザードに入れ、その処置を行った後だった。通常通り、1打の罰を払いドロップしたが、そのボールが再びウォーターハザードに入りそうになったため、中島のキャディがボールをキャッチ。しかし、その場所がウォーターハザードを示す赤線の外側だったため、「ゴルフ規則1-2.球の動きに影響を及ぼす、あるいは物理的条件を変える(※1)」に抵触した。
このとき、キャディがボールを止めた場所からプレーを続ければ2罰打で済んだのだが、救済処置の再ドロップ(ハザード内に転がり込んだ場合)と勘違いした中島が、インプレー中だったそのボールを再び拾い上げ再ドロップ。そのボールがウォーターハザード内に転がり込んだため、「ゴルフ規則20-2C.再ドロップを要する場合(※2)」に基づき、2度目のドロップでボールが落ちた地点にボールを置き、プレーを続けてしまったのだ。これが「ゴルフ規則20-7.誤所からのプレー(※3)」に抵触し、該当する規則である「ゴルフ規則18 止まっている球が動かされた場合(※4)」の一般の罰、2罰打を受けることになった。
結局、(1)ウォーターハザードからの救済で1打、(2)ドロップされて動いている球を意図的に止めたことで2打、(3)インプレーの球を拾い上げリプレースしなかったことで2打、と合計5打の罰を受けた中島は、15番を“9”でホールアウトした。
アテスト後、「細かいルールを把握していなかった」とうなだれた中島。第3ラウンドは、4アンダー15位タイからのスタートだったが、結局トータル9オーバーの61位に後退した。大きなショックを受けた様子で、「こういうペナルティは初めて。勉強させてもらいました」とコメントするのが精一杯だった。
※1 ゴルフ規則1-2.球の動きに影響を及ぼす、あるいは物理的条件を変える
プレーヤーは、(i)インプレーの球の動きに影響を及ぼす意図を持って行動をしたり、(ii)ホー ルのプレーに影響を及ぼす意図を持って物理的条件を変えたりしてはならない。
規則1-2の違反の罰は
マッチプレーではそのホールの負け
ストロークプレーでは2打
※2 ゴルフ規則20-2c.再ドロップを要する場合
ドロップした球は、次の場合、罰なしに再ドロップしなければならない。
(i)ハザード内に転がり込んで止まった場合。
※3 ゴルフ規則20-7a.通 則
プレーヤーは次の場合に誤所からのプレーをしたことになる。
(i)ストロークを行ったり球をドロップしたりプレースすることを規則が許していないコース上 の場所で、プレーヤーが自分のインプレーの球に対してストロークを行った場合。
(ii)ドロップした球の再ドロップや、動かされた球のリプレースを規則が求めているときに、 プレーヤーが自分のインプレーの球に対してストロークを行った場合。
ゴルフ規則20-7c.ストロークプレー
競技者が誤所でストロークを行った場合、競技者は該当する規則に基づいて2打の罰を受ける。