＜日本オープンゴルフ選手権競技　事前情報＞◇15日◇古賀ゴルフ・クラブ(6,797ヤード・パー71)

　国内男子メジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」が福岡県にある古賀ゴルフ・クラブで16日(木)に開幕する。小さな砲台グリーン、狭いフェアウェイに加え、松林の上を吹きぬける玄界灘からの強風がプレーヤー達を苦しめる九州屈指の難コースに挑む難コースを前に、選手たちはそれぞれ自分なりのコース攻略を練っているようだ。

遼の取材に予選同組の青木功が乱入!?

フェアウェイの狭さゆえ「安全な面がまったくない。変なところに落としたら、3パットは当たり前」とトッププロたちに評されるコースを前にして、ドライバーを“封印”することを明かしたのは現在賞金ランキングトップの谷原秀人と、永久シードへあと1勝の片山晋呉。谷原は「ドライバーを抜いて試合に挑むのは初めて。その分ウェッジを入れる。下が硬いのでランが計算できる。」と語り、コースの印象を「俺が出た中では1番難しい」と語っていた片山も「ドライバーは入れない予定。代わりにユーティリティを入れる」との攻め方を明かした。

そんな谷原、片山と全く逆の戦法を取るのが石川遼だ。「全ホールドライバーで打つという気持ちは変わりません」と堂々のドライバー使用宣言。「今のところ最善」との言葉はティショットの調子の良さを実感しているからこその自信の表れかも知れない。

昨年の覇者、谷口徹は両者の中間をとった戦略ともいえる「多くて7回ぐらいドライバーを握る」つもりだといい、石川の攻め方を聞くと「僕が全部ドライバー使ったらブルーになることばかりだと思うけど」と苦笑いしつつも「それはそれでいい経験になるだろう」と理解を示していた。