＜カシオワールドオープンゴルフトーナメント　最終日＞◇30日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,300ヤード・パー72)

　高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催された国内男子ツアー「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」の最終日。首位スタートの小田孔明が2バーディ・2ボギーとスコアをまとめトータル11アンダーでツアー初優勝を果たした。
2位は8アンダーの久保谷健一、3位は7アンダーの甲斐慎太郎、鈴木亨、宮瀬博文。宮里優作は単独6位、矢野東は7位タイ、石川遼は13位タイ、片山晋呉は15位タイで4日間を終えた。
　逆転で賞金王になるには、優勝が絶対条件だった矢野東は7位に終わり、最終戦を残して今季の賞金王は片山晋呉に決まった。

優勝した小田孔明のプロフィール＆今季成績をまとめてチェック！

　決勝ラウンドの2日間をパープレーで回った小田。初日“66”2日目“67”と大きな貯金が効いて、念願のツアー初優勝。「うれしい、最高です。あとから出てくるんでしょうが、今は不思議な気持ちです。シードが獲れたのが去年で、今年は太平洋マスターズ、ダンロップフェニックスと調子が上がってきて、日本シリーズに出れればいいなと思っていたので」と喜びを噛み締めていた。
　来週出場する日本シリーズに向け「去年は7位だったので今年はこの勢いで行っちゃおうかな」と意欲も見せていた。

【賞金王に返り咲いた片山晋呉】
「あまり実感はないですね。昨年（賞金王に届かず）は悔しい思いをして、1年間やってきて…よくまた帰ってきたなと思いますけど。日本オープンで25勝、そして賞金王。日本のことで言ったら最高ですね。特に苦しいことはなかったけど、夏ぐらいから矢野プロや谷原プロが“獲るんだ、獲るんだ”と言ってる事は知ってました。でもそう簡単に獲れるものじゃないですよ。すぐに譲ってしまったらまずいでしょ。まだ譲れませんね」

【最終順位】
優勝：小田孔明(-11)
2位：久保谷健一(-8)
3位T：甲斐慎太郎(-7)
3位T：鈴木亨(-7)
3位T：宮瀬博文(-7)
6位：宮里優作(-6)
7位T：小山内護(-5)
7位T：近藤智弘(-5)
7位T：矢野東(-5)
7位T：原口鉄也(-5)
13位T：石川遼(-3)他1名
15位T：片山晋呉(-2)他5名