ゴルフの楽しさを子供たちに知ってもらおうと、丸山茂樹が主催するジュニアファンデーションのクリスマスイベント、「丸山Jr. Xmas ゴルフ by SUBARU」が都内で開催された。子供たちが楽しむ様子を見た丸山は、「自分が子供の頃こうだったな、と思う子もいた。そういう子が今後伸びてくれたら嬉しいです」とジュニアの元気な姿に活力をもらった。
【注目選手スイング解説】ドライバー巧者・小平智のキモはインパクトでの左カカト
丸山といえば国内ツアー10勝、2000年から参戦した米ツアーでは3勝を誇る、ゴルフ界が生んだスターの一人。02年の「全英オープン」、2004年の「全米オープン」では優勝争いを繰り広げるなど、今世紀初頭のゴルフ界を牽引してきた。米ツアー撤退後は09年に国内ツアー最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で優勝を遂げたが、その後は目立った活躍はない。
というのも、近年は左手親指の慢性亜脱臼に悩まされ、満足なプレーができない状態。「普通のグリップは、たぶん一生無理だと思う」と明かした丸山が、一つの決断を下した。「年明けから2ヶ月間、アメリカでベースボールグリップでの打ち込みを行う。シニアツアーの参戦を目標に、2年間それでトライしてみようと思っている」。左手の親指をグリップに乗せ、右手で包む一般的なグリップでは、長い番手で打ったときの左手親指への負担が大きすぎるのだ。
今年の6月からベースボールグリップでのトレーニングを始め、今季「ブリヂストンオープン」で優勝を飾り、ゴルフを始めたときからベースボールグリップの時松隆光から「アドバイスももらっていますよ」と冗談めかして話すが、その目は復活に向けて真剣だ。「難しい。両手の一体感がなくて全然飛ばないし、今はドライバーで270ヤードいけば嬉しいかな、という感じ。実際はそんなにいっていないですけど」。米ツアーに本格参戦した00年には、ドライビングディスタンスでツアー26位を誇る281.1ヤードを記録したこともあるが、自身初となるベースボールグリップでのプレーに苦戦を強いられている。
「ゴルフを一からやるようなものだから、自分の中では厳しい選択だが、それしかない」と、苦渋の決断に表情を引き締めた。「悲しい話だけど現実を受け止めて、まったく違う自分を作り上げていくしかない。それでどこまで出来るのかが、運命の分かれ道」。プロ入りから25年、多くのゴルフファンを楽しませてきた丸山茂樹の挑戦は、まだまだ続く。
【注目選手スイング解説】ドライバー巧者・小平智のキモはインパクトでの左カカト
丸山といえば国内ツアー10勝、2000年から参戦した米ツアーでは3勝を誇る、ゴルフ界が生んだスターの一人。02年の「全英オープン」、2004年の「全米オープン」では優勝争いを繰り広げるなど、今世紀初頭のゴルフ界を牽引してきた。米ツアー撤退後は09年に国内ツアー最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で優勝を遂げたが、その後は目立った活躍はない。
というのも、近年は左手親指の慢性亜脱臼に悩まされ、満足なプレーができない状態。「普通のグリップは、たぶん一生無理だと思う」と明かした丸山が、一つの決断を下した。「年明けから2ヶ月間、アメリカでベースボールグリップでの打ち込みを行う。シニアツアーの参戦を目標に、2年間それでトライしてみようと思っている」。左手の親指をグリップに乗せ、右手で包む一般的なグリップでは、長い番手で打ったときの左手親指への負担が大きすぎるのだ。
今年の6月からベースボールグリップでのトレーニングを始め、今季「ブリヂストンオープン」で優勝を飾り、ゴルフを始めたときからベースボールグリップの時松隆光から「アドバイスももらっていますよ」と冗談めかして話すが、その目は復活に向けて真剣だ。「難しい。両手の一体感がなくて全然飛ばないし、今はドライバーで270ヤードいけば嬉しいかな、という感じ。実際はそんなにいっていないですけど」。米ツアーに本格参戦した00年には、ドライビングディスタンスでツアー26位を誇る281.1ヤードを記録したこともあるが、自身初となるベースボールグリップでのプレーに苦戦を強いられている。
「ゴルフを一からやるようなものだから、自分の中では厳しい選択だが、それしかない」と、苦渋の決断に表情を引き締めた。「悲しい話だけど現実を受け止めて、まったく違う自分を作り上げていくしかない。それでどこまで出来るのかが、運命の分かれ道」。プロ入りから25年、多くのゴルフファンを楽しませてきた丸山茂樹の挑戦は、まだまだ続く。