＜中日クラウンズ　事前情報＞◇29日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース

　愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部和合コースを舞台に30日(木)に開幕する、国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」。この日は和やかなムードでプロアマ戦が行われ、石川遼ら多くの選手が参加した。
　
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　月曜からコース入りし、入念に調整を行ってきた石川。先週の「つるやオープン」で予選落ちを喫して以来、ショットとパットに不安を抱えていたが、この日は明るい表情でプロアマ戦に参加。リラックスして過ごしたが、公式記者会見では真剣な眼差しで、明日から始まる本戦への意気込みを見せていた。
　
　50回目という記念すべき大会に第1回から連続して出場しているのが“日本ゴルフ界のドン”こと杉原輝雄。6月に72歳を迎える杉原は、1964年の第5回大会で優勝し、今でも精力的にレギュラーツアーに参戦している。そんな快挙を達成した杉原は、この日ファンからサイン攻めにあい、前後をまわる青木功(今大会3連覇を含む5回優勝)とは冗談を言い合い、ギャラリーを喜ばせていた。
　
　これまでアーノルド・パーマー(米国)、ジャック・二クラス(米国)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)など多くの一流外国人選手も参戦した「中日クラウンズ」。歴代優勝者には、セベ・バレステロス(スペイン)、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)、デービス・ラブIII (米国)など、そうそうたる顔ぶれが揃っている。
　石川が今大会でどこまで活躍し、また伝統と歴史ある大会に自分の名前を刻むことができるのか。注目の初日石川は、宮里優作とディフェンディングチャンピオンの近藤共弘と11時10分にスタートする。

　杉原は、石川の2組前の10時50分にデビッド・イシイ(第27回優勝)、海老原清治(第26回優勝)と共に、青木は石川の1組後の11時20分に尾崎将司(青木と同じく3連覇を含む5回優勝)、尾崎直道(第46回優勝)の豪華メンバーでスタートする。