<三菱ダイヤモンドカップゴルフ 最終日>◇31日◇大洗ゴルフ倶楽部(7,190ヤード・パー72)
国内男子ツアー「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」の最終日。兼本貴司がブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)との死闘を制し、悲願のツアー初優勝を達成した。最終日最終組、首位と2打差の2位タイでスタートした兼本は前半3バーディ・ノーボギーと完璧なゴルフで首位を走るジョーンズを猛追。10番でこの日唯一のボギーを叩くも「18番まで何があるかわからない」と気持ちを切らさず12番でバーディ、15番もバーディとし後半伸び悩むジョーンズに1打差に迫る。
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そして直後の16番ショートホール、兼本はあわやホールインワンかというスーパーショットで15センチにつけバーディを奪取。ついにジョーンズをとらえ、勝負はそのままプレーオフに突入する。18番で行われたプレーオフは1ホール目、2ホール目は共に譲らず、迎えた3ホール目。先にジョーンズがバーディパットを外し、決まれば優勝の兼本の約3メートルのバーディパット。「外せば次で負けると思った」祈りも込めて放たれたパットは、大声援の後押しも受けカップに吸い込まれた。
優勝を決めた瞬間、兼本の目には涙。プロになって17年、その長い時間を象徴するような苦しい戦いだった。しかし苦しみを味わった分勝利の味は格別だ。「今まで努力してきたことや、親の顔がフラッシュバックしてウルッときた」そこに室田淳らが祝福のビールかけにあらわれると、笑顔と涙が入り混じった至福の表情を浮かべた。
今年つるやオープンに出場した時には父の弘次さんから「早く優勝をしてくれないと困るね〜」とハッパをかけられた。それからわずか1か月。息子の初勝利を心待ちにしていた父親にも最高の報告ができる。さらにこの日同組でまわった師匠の中嶋常幸にも恩返しが出来た。「長いね…17年か。何をやってたんですかね。よくやってたな辛抱して(笑)」苦しみ続けた男は優勝の余韻にひたる様にしみじみと語った。
国内男子ツアー「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」の最終日。兼本貴司がブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)との死闘を制し、悲願のツアー初優勝を達成した。最終日最終組、首位と2打差の2位タイでスタートした兼本は前半3バーディ・ノーボギーと完璧なゴルフで首位を走るジョーンズを猛追。10番でこの日唯一のボギーを叩くも「18番まで何があるかわからない」と気持ちを切らさず12番でバーディ、15番もバーディとし後半伸び悩むジョーンズに1打差に迫る。
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