＜〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック 初日＞◇25日◇よみうりカントリークラブ(7,230ヤード・パー72)

　兵庫県にあるよみうりカントリークラブを舞台に開幕した、国内男子ツアー「ミズノオープンよみうりクラシック」。初日は5アンダー首位タイの星野英正、横尾要らをはじめ2打差に15選手がひしめく大混戦。田中秀道が4アンダー6位、石川遼、平塚哲二らが3アンダーの7位タイグループを形成している。片山晋呉は丸山茂樹らと並んで1アンダー23位タイ、「全米オープン」で活躍をみせた矢野東は1オーバー56位タイとなっている。

ターンベリーまで飛んでけ！遼、ドライバー絶好調！7位タイ発進

　首位タイの星野はスタートの1番から幸先良くバーディを奪うといきなりエンジン全開。2番、3番と連続バーディを奪う最高のスタート。8番ショートホールではあわやホールインワンというショットでピンそばにつけバーディ、続く9番もバーディとし前半だけで5つスコアを伸ばす快進撃をみせる。しかし、後半は一転我慢のゴルフを強いられた。11番でバーディを奪うも、14番でこの日初のボギーを叩くと最後までスコアを伸ばせず5アンダーでホールアウト。終盤失速してしまったが「まあまあだと思います。ショット自体も良いので、明日からも無理せずに行きたい」と初日ということもあり焦りはない。明日以降、この好調をどこまでキープしていけるか注目だ。

　矢野と共に全米オープンに出場した横尾要は、このよみうりカントリークラブは“超苦手”としながらも首位タイ発進。その苦手コースを攻略できた要因の1つに「全米オープン」を挙げた。「ここのコースは狭く感じません。ラフに入っても“ラフから出ない”っていうプレッシャーがありませんから。ティショットもプレッシャーがかからない」ラフに入ると1ペナも同然のべスページ・ブラックに比べれば…。全米では予選落ちの悔しい思いをしたが、思わぬ難コースの恩恵にあずかって好スコアをマーク。良いイメージのまま早めに混戦を抜け出したいところだ。

【初日の順位】
1位T：星野英正(-5)
1位T：横尾要(-5)
1位T：秋葉真一(-5)
1位T：久保谷健一(-5)
1位T：金亨成(-5)
6位：田中秀道(-4)
7位T：金度勲(-3)
7位T：プラヤド・マークセン(-3)
7位T：平塚哲二(-3)
7位T：永野竜太郎(-3)
7位T：小田龍一(-3)
7位T：野上貴夫(-3)
7位T：石川遼(-3)
7位T：塚田好宣(-3)
7位T：山本隆允(-3)