重永亜斗夢のツアー初優勝に終わった国内開幕戦。石川遼が1打差に迫るプレッシャーをはねのけて逃げ切り、18番グリーンで家族と抱き合った重永。「アメリカだと普通に見られる光景ですが、ああいった人間模様が見られたのは最高でしたね」と、JGTOのコースセッティング・アドバイザーの田島創志は印象的なシーンを振り返る。この感動の瞬間を迎えるまでは、石川との激闘に加えて強烈な風にも悩まされた。
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■日によって顔を変える“多度おろし”
初日こそ穏やかな天候となったが、2日目からは強い風が選手たちを苦しめた。「4日間で真逆の風が吹いていました。初日と3日目は南風、2日目と4日目は北風。“多度おろし”といわれるほどの風で、このコースは北風が吹くと特に難しくなります」と田島は語る。
北風が吹いたときに中でもポイントとなるのが、7番と8番のパー4。「ティショットがアゲンストになるので、距離が出ずに難しい。7番は風が抜けるようにつくられていて、8番のティショットでは、正面から風を受けることになる。左ドッグレッグのホールなので、セカンドからは右から真横の風になるうえに、グリーンは左に傾斜していてボールを止めづらい。難しくなりましたよね」。最終日のホールごとの難易度を見ると、パーに対して8番が+0.242、7番が+0.152。8番は1位、7番は3位の難易度だ。「風下に向かって、次のショットを残すマネジメントをしつつ攻めていくのが大事。その意味では、そういう点で優れている金庚泰が伸ばしてくるのは想像できました」。
■重永が見せた風とプレッシャーに負けない安定感
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■日によって顔を変える“多度おろし”
初日こそ穏やかな天候となったが、2日目からは強い風が選手たちを苦しめた。「4日間で真逆の風が吹いていました。初日と3日目は南風、2日目と4日目は北風。“多度おろし”といわれるほどの風で、このコースは北風が吹くと特に難しくなります」と田島は語る。
北風が吹いたときに中でもポイントとなるのが、7番と8番のパー4。「ティショットがアゲンストになるので、距離が出ずに難しい。7番は風が抜けるようにつくられていて、8番のティショットでは、正面から風を受けることになる。左ドッグレッグのホールなので、セカンドからは右から真横の風になるうえに、グリーンは左に傾斜していてボールを止めづらい。難しくなりましたよね」。最終日のホールごとの難易度を見ると、パーに対して8番が+0.242、7番が+0.152。8番は1位、7番は3位の難易度だ。「風下に向かって、次のショットを残すマネジメントをしつつ攻めていくのが大事。その意味では、そういう点で優れている金庚泰が伸ばしてくるのは想像できました」。
■重永が見せた風とプレッシャーに負けない安定感