<中日クラウンズ 最終日◇29日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,557ヤード・パー70)>
上井邦裕の自身7度目の最終日最終組は、海外メジャー覇者との一騎打ちとなった。首位と3打差で迎えた「中日クラウンズ」最終日。トータル11アンダーでトップに立った秋吉翔太と、2打差2位の2009年「全米プロ」覇者Y・E・ヤン(韓国)と同組での優勝争い。結果はまたしても悔しいものとなった。
【写真】和合での熱戦に幕 現地からお届けする特選フォト
秋吉が序盤でスコアを崩し、首位に立ったヤンを上井が追う展開。1打差で迎えた後半10番では、上井がバーディを奪ったのに対してヤンがボギー。トップに立ったが、続く11、12番で連続バーディを奪ったヤンに再び抜かれた。1打差のまま迎えた16番パー4では、「ティショットがうまくいったのに、アプローチを寄せ切れなくて…。バーディを獲りたかった」とチャンスをつかめずパーに終わった。
これが響いたのか、続く17番パー3では、ティショットが不運にも左サイドのバンカー手前のふちに止まった。芝もないベアグラウンド状態からいちかばちかのショットを試みるも、無情にもボールはグリーン手前の土手に当たりバンカー内へ。結局3オン2パットのダブルボギー。「2打目はあまりにも(地面が)堅くてクラブが入らなかった」と、ティショットのミスを悔やんだ。「悔しい…。悔しいですね」と、かみ締めるようにつぶやくことしかできなかった。
2月に左腕を骨折し、全治3カ月のケガを負いながらも優勝争いを演じた。名古屋商科大学出身の上井にとって、第2の地元で念願の初勝利をつかみたかったが、メジャー覇者との接戦に敗れた。「今年は優勝のチャンスが来ると思ってオフを過ごしていたので、それが思ったより早めにきた。また来ると思うので、頑張ります」。プロ転向から13年、何度となく初Vのチャンスを逃してきた。本大会でも頂点に立つことはできなかったが、今年は序盤から明るい兆しが見えている。勢いそのままに、今年こそは初優勝を目指す。(文・谷口愛純)
上井邦裕の自身7度目の最終日最終組は、海外メジャー覇者との一騎打ちとなった。首位と3打差で迎えた「中日クラウンズ」最終日。トータル11アンダーでトップに立った秋吉翔太と、2打差2位の2009年「全米プロ」覇者Y・E・ヤン(韓国)と同組での優勝争い。結果はまたしても悔しいものとなった。
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秋吉が序盤でスコアを崩し、首位に立ったヤンを上井が追う展開。1打差で迎えた後半10番では、上井がバーディを奪ったのに対してヤンがボギー。トップに立ったが、続く11、12番で連続バーディを奪ったヤンに再び抜かれた。1打差のまま迎えた16番パー4では、「ティショットがうまくいったのに、アプローチを寄せ切れなくて…。バーディを獲りたかった」とチャンスをつかめずパーに終わった。
これが響いたのか、続く17番パー3では、ティショットが不運にも左サイドのバンカー手前のふちに止まった。芝もないベアグラウンド状態からいちかばちかのショットを試みるも、無情にもボールはグリーン手前の土手に当たりバンカー内へ。結局3オン2パットのダブルボギー。「2打目はあまりにも(地面が)堅くてクラブが入らなかった」と、ティショットのミスを悔やんだ。「悔しい…。悔しいですね」と、かみ締めるようにつぶやくことしかできなかった。
2月に左腕を骨折し、全治3カ月のケガを負いながらも優勝争いを演じた。名古屋商科大学出身の上井にとって、第2の地元で念願の初勝利をつかみたかったが、メジャー覇者との接戦に敗れた。「今年は優勝のチャンスが来ると思ってオフを過ごしていたので、それが思ったより早めにきた。また来ると思うので、頑張ります」。プロ転向から13年、何度となく初Vのチャンスを逃してきた。本大会でも頂点に立つことはできなかったが、今年は序盤から明るい兆しが見えている。勢いそのままに、今年こそは初優勝を目指す。(文・谷口愛純)