＜長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ　2日目＞◇24日◇ザ・ノースカントリークラブ(7,115ヤード・パー72)

　北海道にあるザ・ノースカントリークラブで開催中の国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」は2日目を終了し、4位タイからスタートした宮本勝昌がトータル10アンダーで単独首位に浮上した。

「もうちょっと…」遼、スコア伸び悩み2アンダー46位タイ

　宮本は前半を2バーディ・1ボギーと1つスコアを伸ばして終えると後半に猛チャージを開始。1番でバーディを奪うと3番から圧巻の5連続バーディを奪い単独首位に浮上。終盤の8番でボギーを叩くも2位に1打差をつけて2日目を終えた。しかし、宮本自身は好スコアにも不満顔。「トップしても寄っていったり、ただただ運が良い。気持ちよくスイングしている回数は少ないんです」と絶好調というわけではなさそうだ。今季ここまで良い成績を残せていないだけに、このチャンスは是が非でもモノにしたいところ。選手会長のトレードマークの笑顔が弾けるのを多くのファンが待っている。

　この2日目は単独首位の宮本以外にもスコアを伸ばす選手が続出。4位タイスタートの井戸木鴻樹がトータル9アンダー単独2位、石川遼と同組でラウンドした細川和彦が4バーディ・ノーボギーと安定したプレーでトータル8アンダー3位となっている。トータル7アンダーの4位タイにトーナメントレコードタイの“65”を叩き出した星野英正ら5選手、トータル6アンダーの9位タイにこちらもトーナメントレコードタイを出した田中秀道らがつけた。

　3位に浮上した細川は、同組でまわった石川遼、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)に飛距離で遅れをとり「遼もブレンダンもボールが見えないよ」と苦笑したが、熟練のショートゲームを武器にスコアメイク。8番で約27メートルのバーディパットを見事に沈めるなどこの日は特にパッティングが冴えた。初日のスタート直前にパターのソールの鉛を重くしたことも功を奏し「ボールが伸びていく」と細川も好感触を得ている。