＜長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ　最終日＞◇26日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,115ヤード・パー72)

　北海道にあるザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催された、国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」は最終ラウンドを終了。6バーディ・1ボギーの“67”でまわり猛チャージを見せた石川遼だったが、終盤のボギーが響き惜しくも首位には届かず。トータル11アンダーの10位タイで、国内ツアー2連勝とはいかなかった。

遼の今大会のプレーを振り返る「石川遼1打速報」

　昨年大会はルーキーイヤーながら堂々の3位タイに食い込む活躍をみせ、当時のプロ転向後最高位をマーク。その時に大会名誉会長の長嶋茂雄氏との対面も果たし「次は18番グリーンでの表彰式でまたお会いしたい」と心に決めた。惜しくも今大会でその願いはかなわなかった。しかし、長嶋氏に「お疲れ様。良く頑張ったね。ずっと応援していたよ」と声をかけられると、「また来年挑戦します！」最高の舞台でのミスターとの再会を誓った。

　魅せるプレーを身上とする石川にとってミスターはスポーツマンとしての理想でもある。「仕草1つとっても人を引き付けていたといろんな人から聞いていました。ゴルフだとタイガー・ウッズですかね。歩き方とかプレー、仕草で人を魅了できるのは世界でも限られた人だけだと思います。その域に入るにはどれくらい努力をしたらいいかわからないですが、全力で目指したいですね」将来、石川が“ゴルフ界のミスター”となる日は来るのか。その歩みから目が離せない。

　長嶋氏はその石川について「海外でのメジャートーナメントを経験し、一回り大きくなった姿に驚かされました。17歳にして、世界で戦える風格が出てきましたね」と大会終了後にコメントを発表。今季の国内外での活躍をたたえた。