＜日本プロゴルフ選手権大会 2日目◇11日◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場（7,324ヤード・パー72）＞

差し込んでいた光明は暗雲にさえぎられた。今季の国内メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権」の2日目。首位と4打差の4位から出た石川遼は2バーディ・6ボギーの「76」とスコアを4つ落とし、トータルイーブンパーで首位争いから振り落とされた。

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前半を1オーバーで折り返した石川は、後半12番でこの日3つ目のボギーを叩くと、15番からは3連続ボギーを喫する。最終18番パー5ではバーディを奪うも、ホールアウト時点で首位と6打差。急ブレーキの一日となった。

「ショットは先々週よりも1つ上のステップにとりくめていたはずなのに、前の（悪いときの）感触が混ざってしまった。ドライバーもふくめて、ショットがダウンブローに入りすぎている」

好スタートを切った初日は「思った通りに打てている」と手応えを感じていたスイングに、再び暗雲が立ち込めている。「今日の感じだと（優勝争いは）厳しいと思う」と肩を落とした石川。厳しい表情を崩さず、重い足取りで練習場へと向かった。