<日本プロゴルフ選手権大会 最終日◇13日◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(7,324ヤード・パー72)>
3日目の17番でトリプルボギーをたたき、優勝戦線から大きく離された石川遼。意気消沈のラウンドから一夜明けた最終日のラウンドは、2バーディ・2ボギーの「70」。またしてもスコアを伸ばすことができず、トータル3オーバーの34位タイで終戦した。
【写真】険しい表情で坂道を上る石川遼
この日もショットに苦しんだ。難セッティングが特徴的なメジャー仕様のコースを警戒する以前に、「10割が自分との戦いでした。傷を負ってばかりで、癒やしのショットがなかったです」と、苦しい胸の内を振り返った。
気になるのはやはりフェアウェイキープ率で、大会を通してフェアウェイから打つ機会がほとんどなかった。小技、特にパッティングの技術を持ってすれば、復活優勝は近いと見る向きも多いが、とにかくバーディチャンスにつけるのが困難なほどティショットが曲がった。
解説陣の中には、ドライバーへのこだわりに疑問を呈する声もあるが、石川の復活プランがこれを受け入れない。「14本のクラブがある中で、不安要素が1本でもあればこの先、前に進んでいけない」。完全復活までドライバーを握ることを強く誓っている。「徐々に改善している部分はあるので、今はそういう時期だと思って」と、とにかくドライバーの復調が急務といえる。
次週は、プロ転向後、プロ初優勝を果たした「関西オープン」(当時の関西オープンはツアー外競技)。その後は21日の全米オープン日本最終予選会に出場ののち、「ミズノオープン」、「日本ゴルフツアー選手権」と、この後も連戦が待ち受ける。試合をしながらの修正が果たしてどこまで間に合うのか。「来週のコースは狭いですが、ドライバーで」と、攻撃スタイルを徹底的に貫く構えだ。(文・高桑均)
3日目の17番でトリプルボギーをたたき、優勝戦線から大きく離された石川遼。意気消沈のラウンドから一夜明けた最終日のラウンドは、2バーディ・2ボギーの「70」。またしてもスコアを伸ばすことができず、トータル3オーバーの34位タイで終戦した。
【写真】険しい表情で坂道を上る石川遼
この日もショットに苦しんだ。難セッティングが特徴的なメジャー仕様のコースを警戒する以前に、「10割が自分との戦いでした。傷を負ってばかりで、癒やしのショットがなかったです」と、苦しい胸の内を振り返った。
気になるのはやはりフェアウェイキープ率で、大会を通してフェアウェイから打つ機会がほとんどなかった。小技、特にパッティングの技術を持ってすれば、復活優勝は近いと見る向きも多いが、とにかくバーディチャンスにつけるのが困難なほどティショットが曲がった。
解説陣の中には、ドライバーへのこだわりに疑問を呈する声もあるが、石川の復活プランがこれを受け入れない。「14本のクラブがある中で、不安要素が1本でもあればこの先、前に進んでいけない」。完全復活までドライバーを握ることを強く誓っている。「徐々に改善している部分はあるので、今はそういう時期だと思って」と、とにかくドライバーの復調が急務といえる。
次週は、プロ転向後、プロ初優勝を果たした「関西オープン」(当時の関西オープンはツアー外競技)。その後は21日の全米オープン日本最終予選会に出場ののち、「ミズノオープン」、「日本ゴルフツアー選手権」と、この後も連戦が待ち受ける。試合をしながらの修正が果たしてどこまで間に合うのか。「来週のコースは狭いですが、ドライバーで」と、攻撃スタイルを徹底的に貫く構えだ。(文・高桑均)