<日本プロゴルフ選手権大会 最終日◇13日◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(7,324ヤード・パー72)>
プレーオフの末に谷口徹に敗れた藤本佳則は、悔しさを押し殺すように報道陣の質問に答えた。
【写真】グリーン上でガックリと肩を落とす藤本
トータル6アンダーの単独首位からスタートした最終日は、12番で8アンダーまで伸ばすなど5年ぶりのツアー優勝に向けひた走った。しかし15、17番でボギーをたたくと、最終18番では8メートルのバーディパットを決めきられず。一方、きっちりとバーディを奪ってきた谷口に追いつかれ、土壇場で勝負を振り出しに戻された。
「(谷口が)入れてくると思って見ていたので驚きはなかった」と語ったが、この流れを食い止めることはできず、プレーオフ2ホール目でベテランの前に屈した。
「自分自身に期待はしてなかったので、この結果は上出来。30歳目前になって落ち着いたゴルフができるようになった」と大会を通じて感じた成長も口にした藤本。しかし、「最後の上がり数ホールできっちりパットを決めてくるのはさすが。見習わないといけない」と、目の当たりにした谷口の粘りを今後の成長への糧にしていくつもりだ。(文・間宮輝憲)
プレーオフの末に谷口徹に敗れた藤本佳則は、悔しさを押し殺すように報道陣の質問に答えた。
【写真】グリーン上でガックリと肩を落とす藤本
トータル6アンダーの単独首位からスタートした最終日は、12番で8アンダーまで伸ばすなど5年ぶりのツアー優勝に向けひた走った。しかし15、17番でボギーをたたくと、最終18番では8メートルのバーディパットを決めきられず。一方、きっちりとバーディを奪ってきた谷口に追いつかれ、土壇場で勝負を振り出しに戻された。
「(谷口が)入れてくると思って見ていたので驚きはなかった」と語ったが、この流れを食い止めることはできず、プレーオフ2ホール目でベテランの前に屈した。
「自分自身に期待はしてなかったので、この結果は上出来。30歳目前になって落ち着いたゴルフができるようになった」と大会を通じて感じた成長も口にした藤本。しかし、「最後の上がり数ホールできっちりパットを決めてくるのはさすが。見習わないといけない」と、目の当たりにした谷口の粘りを今後の成長への糧にしていくつもりだ。(文・間宮輝憲)