＜サン・クロレラ クラシック　3日目＞◇1日◇小樽カントリー倶楽部(7,535ヤード・パー72)

　北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」は3日目を終え、首位スタートの石川遼が苦しみながらも1つスコアを伸ばしトータル12アンダーで単独首位をキープした。

完全V見えた！遼、12アンダー2打差単独首位キープ！

　しかし、2ストロークのアドバンテージを持つ石川も決して安心出来る状況ではない。リーダーボード上位にはブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)、藤田寛之、片山晋呉、池田勇太、矢野東と日本屈指の実力者たちがズラリ。石川も「明日はこれまで憧れていた先輩たちから追い上げられることになる。今までとは一味違ったラウンドになると思う」と強烈なプレッシャーを受けながらの戦いを覚悟した。

　この日7バーディ・1ボギーの“66”を叩きだし優勝争いに浮上してきた藤田寛之は「ショットは完璧。ずっと良い感じだった」と会心のゴルフを振り返りコメント。「追いかける立場だし失うものはないので、優勝を目指していきたい」と2連勝に向け意気込みは十分だ。さらに、この日5つスコアを伸ばし勢いに乗る矢野、昨年の賞金王片山も順位こそ落としたがスコア伸ばして上位をキープした。勝ち方を知っている強豪ジョーンズ、国内男子ツアーの若頭池田も逆転圏内にいる。最高の役者が揃った最終日。今季最もしびれる戦いがいよいよ幕を開ける。

【3日目の順位】
1位：石川遼(-12)
2位：山下和宏(-10)
3位：ブレンダン・ジョーンズ(-9)
4位T：藤田寛之(-8)
4位T：津曲泰弦(-8)
4位T：池田勇太(-8)
7位T：片山晋呉(-7)
7位T：矢野東(-7)
7位T：冨山聡(-7)