<サン・クロレラ クラシック 最終日>◇2日◇小樽カントリー倶楽部(7,535ヤード・パー72)
やはり力は本物だった。規格外の17歳が北の大地で完全に覚醒した。北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催された、国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の最終日。各選手がスコアを伸ばしあう大激戦を制し、トータル17アンダーまでスコアを伸ばした石川遼が初日から1度も首位を譲らず完全優勝を達成した。
優勝した遼のプレーを「石川遼1打速報」で振り返る
曇り空の中スタートした序盤はボギーが先行する苦しい展開。するとトーナメントリーダーが足踏みをする間に後続の猛者たちが猛チャージをかける。7位タイからスタートした昨年の賞金王片山晋呉が2番から怒涛の4連続バーディ、飛ばし屋の津曲泰弦も1番、2番の連続バーディで追撃をスタートする。石川がリーダーボードのある6番で現在の順位を確認した時には2打のアドバンテージは消え、片山に並ばれていた。
しかし「6番のボードを見て気合いが入った」という石川はここから別人のゴルフを見せる。その6番でバーディを奪うと、8番、9番、10番と圧巻の3連続バーディ。攻めのゴルフで片山ら後続をグングン引き離していく。勝負は石川と同組でまわったブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)との一騎打ちとなった。3打差でスタートしたジョーンズは6番からの3連続バーディで石川に肉薄すると、後半は激しいデッドヒートを展開。石川が伸ばせばジョーンズも負けじと伸ばす手に汗握るバーディ合戦を演じ、15番で石川がボギーを叩くとついに首位タイに浮上する。
16番、17番は両者パーをセーブし、同スコアで迎えた18番。バンカーからのセカンドを共にピンそばにつけ、物語はいよいよクライマックスに突入する。ジョーンズが先に3メートルのバーディパットを外し決まれば優勝の石川のパット。「無心で打った」大ギャラリーが固唾をのんで見守ったウイニングパットはカップのふちから吸い込まれ劇的なバーディフィニッシュ。両手を突き上げた後、渾身の力で右こぶしを振り上げ優勝の喜びを爆発させた。
やはり力は本物だった。規格外の17歳が北の大地で完全に覚醒した。北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催された、国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の最終日。各選手がスコアを伸ばしあう大激戦を制し、トータル17アンダーまでスコアを伸ばした石川遼が初日から1度も首位を譲らず完全優勝を達成した。
優勝した遼のプレーを「石川遼1打速報」で振り返る
曇り空の中スタートした序盤はボギーが先行する苦しい展開。するとトーナメントリーダーが足踏みをする間に後続の猛者たちが猛チャージをかける。7位タイからスタートした昨年の賞金王片山晋呉が2番から怒涛の4連続バーディ、飛ばし屋の津曲泰弦も1番、2番の連続バーディで追撃をスタートする。石川がリーダーボードのある6番で現在の順位を確認した時には2打のアドバンテージは消え、片山に並ばれていた。
しかし「6番のボードを見て気合いが入った」という石川はここから別人のゴルフを見せる。その6番でバーディを奪うと、8番、9番、10番と圧巻の3連続バーディ。攻めのゴルフで片山ら後続をグングン引き離していく。勝負は石川と同組でまわったブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)との一騎打ちとなった。3打差でスタートしたジョーンズは6番からの3連続バーディで石川に肉薄すると、後半は激しいデッドヒートを展開。石川が伸ばせばジョーンズも負けじと伸ばす手に汗握るバーディ合戦を演じ、15番で石川がボギーを叩くとついに首位タイに浮上する。
16番、17番は両者パーをセーブし、同スコアで迎えた18番。バンカーからのセカンドを共にピンそばにつけ、物語はいよいよクライマックスに突入する。ジョーンズが先に3メートルのバーディパットを外し決まれば優勝の石川のパット。「無心で打った」大ギャラリーが固唾をのんで見守ったウイニングパットはカップのふちから吸い込まれ劇的なバーディフィニッシュ。両手を突き上げた後、渾身の力で右こぶしを振り上げ優勝の喜びを爆発させた。