<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日◇24日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7216ヤード・パー72>
この3月に東北福祉大学を出たばかりの23歳・鈴木晃祐が7バーディ・ボギーなしの「65」をマークして、自身初の単独首位発進を決めた。同い年には、ともにアマチュア優勝を遂げた中島啓太と蝉川泰果がいて、「同期や先輩方にも強い選手がたくさんいらっしゃるので、そこには負けずに伸ばして行ければ」と、対抗心を燃やしている。
ボギーフリーで“初”首位発進の23歳・鈴木晃祐 目標は「優勝と言いたいんですけど…」
注目ルーキー・鈴木晃祐が単独首位発進。マイペースに初優勝を狙う。
配信日時:2023年8月24日 10時13分
<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日◇24日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7216ヤード・パー72>
この3月に東北福祉大学を出たばかりの23歳・鈴木晃祐が7バーディ・ボギーなしの「65」をマークして、自身初の単独首位発進を決めた。同い年には、ともにアマチュア優勝を遂げた中島啓太と蝉川泰果がいて、「同期や先輩方にも強い選手がたくさんいらっしゃるので、そこには負けずに伸ばして行ければ」と、対抗心を燃やしている。
今シーズンはQTランキング30位で下部のABEMAツアーを主戦場としていた鈴木。4月と5月にABEMA2連勝を挙げると、レギュラーツアーでも8試合に出場して、ベスト10が4回と、すでに1835万3750円(14位)を稼ぎ、早々に来季のシード権に当確ランプをつけた。
東北福祉大の同期、蝉川は大学4年時に「日本オープン」を含むツアー2勝という男子ゴルフ界初の快挙を成し遂げた。それに比べれば見劣りはするものの、鈴木も過去に例を見ない出世街道を歩んでいる。
開幕前にシーズンの目標としていた「レギュラーのシード権」はクリアし、次なる目標に話を向けると、「モチベーションがないというわけでもないんですけど…」と完全には定まってない。続けて「最終的には優勝で、賞金王を目指していますが、そこには(自分の実力が)達していないと思うし、まだまだ自分の実力は足りない。やることをやって、トップ10に入って、着々と順位を上げれば良いかな」と、威勢のいい言葉は出てこない。
シーズンが始まる前、リランキング対象者の出場優先順位は48位で始まったが、直近の「横浜ミナトChampionship 〜Fujiki Centennial〜」を終えた時点ではトップに躍り出ている。次週の「フジサンケイクラシック」終了時にリランキングが行われるが、上位にいればいるほど「三井住友VISA太平洋マスターズ」や「ダンロップフェニックス」といった出場人数が絞られる秋のビッグトーナメントに出られる可能性が高まる。
「1位は獲りたいですけど、やることをやっていればいけると思う。そこら辺は意識せずにやっていきたいです」と、やはり鈴木はマイペースを貫く。
単独首位で発進した今大会の目標については「始まる前まではトップ10に入れればいいかなと思ったんですけど、(初日は)けっこういいスコアだったので…。優勝と言いたいんですけど、そんなに意識せず(笑)。やることをやって(結果として)優勝できればいいかなという感じですね」と答える。今年、「日本プロ」を含む2勝を挙げてブレークした同い年の平田憲聖に続けるか。注目したい。(文・下村耕平)
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