毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、”試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【〜全英への道〜ミズノオープン編】。
【写真】全英オープン出場を決めたのはこの4人!
「全英オープン」出場権が懸かった戦いで、スランプから抜け出せない選手が、久しぶりの優勝争いを見せた。大会主催のミズノと契約を結ぶ、ホストプロの小林正則だ。2013年には「日本オープン」でツアー3勝目を挙げ、18年までのシード権を獲得したが、14年からは成績が一気に下降。浮上できないまま迎えた崖っぷちの今シーズン。それが、いきなりの優勝争い。最終日の17番を終えた時点で単独トップ。ところが最後の最後でダブルボギー。1打及ばずに涙をのんだ。
それでも、久しぶりの優勝争いにツアー仲間のみならず、関係者も色めき立った。小林といえば明るい性格で親しまれている。それはカメラマンも一緒。取材にも気さくに応じて、サービス精神も旺盛。カメラを向ければポーズを忘れない、そんな選手だからこそ、カメラマンも小林の組に集中した。今大会を撮影していた鈴木祥カメラマンも同じ。「あの展開なら撮りにいきますよね。首位に立ったし、久しぶりの優勝が懸かっていたわけですから」。
結果的に小林が最後のボギーパットを外してダブルボギーとしたため、派手なポーズは生まれなかった。それでも2位に入り、全英オープン行きを決め、表彰式に臨んだ小林の姿を写したのがこの写真だ。
「メジャーチャンピオンのゴルフを見ました。惜しくも優勝はできませんでしたが、表彰式で見せたこの表情が印象的でした。いつもカメラを向けると明るく応えてくれる小林選手。『全英に出られるというより、負けてとにかく悔しいです』というコメントを残していましたが、クラレット・ジャグを見る目が少し寂しげでした。全英オープンで活躍して、ぜひ本物を持って帰ってきてほしいと思います。全英でも頑張ってください!」(鈴木カメラマン)
【写真】全英オープン出場を決めたのはこの4人!
「全英オープン」出場権が懸かった戦いで、スランプから抜け出せない選手が、久しぶりの優勝争いを見せた。大会主催のミズノと契約を結ぶ、ホストプロの小林正則だ。2013年には「日本オープン」でツアー3勝目を挙げ、18年までのシード権を獲得したが、14年からは成績が一気に下降。浮上できないまま迎えた崖っぷちの今シーズン。それが、いきなりの優勝争い。最終日の17番を終えた時点で単独トップ。ところが最後の最後でダブルボギー。1打及ばずに涙をのんだ。
それでも、久しぶりの優勝争いにツアー仲間のみならず、関係者も色めき立った。小林といえば明るい性格で親しまれている。それはカメラマンも一緒。取材にも気さくに応じて、サービス精神も旺盛。カメラを向ければポーズを忘れない、そんな選手だからこそ、カメラマンも小林の組に集中した。今大会を撮影していた鈴木祥カメラマンも同じ。「あの展開なら撮りにいきますよね。首位に立ったし、久しぶりの優勝が懸かっていたわけですから」。
結果的に小林が最後のボギーパットを外してダブルボギーとしたため、派手なポーズは生まれなかった。それでも2位に入り、全英オープン行きを決め、表彰式に臨んだ小林の姿を写したのがこの写真だ。
「メジャーチャンピオンのゴルフを見ました。惜しくも優勝はできませんでしたが、表彰式で見せたこの表情が印象的でした。いつもカメラを向けると明るく応えてくれる小林選手。『全英に出られるというより、負けてとにかく悔しいです』というコメントを残していましたが、クラレット・ジャグを見る目が少し寂しげでした。全英オープンで活躍して、ぜひ本物を持って帰ってきてほしいと思います。全英でも頑張ってください!」(鈴木カメラマン)