＜関西オープンゴルフ選手権競技　2日目＞◇21日◇宝塚ゴルフ倶楽部・新コース(6,682ヤード・パー71)

　国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」は2日目を終了し、初日コースレコードの“62”を叩きだし首位に立った富田雅哉が、2つスコアを伸ばしトータル11アンダーで首位をキープした。

遼、極限まで高めた集中力が呼んだ奇跡のイーグル！

　その富田と1打差に迫ったのが、この日6つスコアを伸ばした上井邦浩。INスタートの上井は出だしの11番、12番と連続バーディを奪う好発進。直後の13番でボギーを叩くも、その後はパーを重ね我慢を続けると18番でこの日3つ目のバーディを奪い6アンダーで折り返す。ハーフターン後も安定したプレーで4つのバーディを奪いトータル10アンダーでホールアウト。ツアー初優勝へ向け首位と1打差と好位置で決勝ラウンドへ進む。

　この日も30度越えの真夏日となり「暑くてスコアはまったく数えていなかった。本能のままゴルフをしていた」と語る上井だが、終わってみればこの日は6つのバーディを量産。石川遼、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)らを抑え現在バーディ率トップに立つバーディ王がその実力をしっかり見せ付けた。

　2ケタアンダーに突入した上位2名を追う、トータル8アンダーの3位タイに近藤共弘、小田孔明、平塚哲二ら4選手、トータル7アンダー7位タイに藤田寛之、鈴木亨らがつけている。初日出遅れた石川遼は最終ホール劇的なイーグルなどでスコアを伸ばしトータルイーブンパーの48位タイで予選通過を果たしている。