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プロのゴルフを見せた市原弘大と時松隆光の激闘 制したのは“静かな強さ”【ツアーの深層】

プロのゴルフを見せた市原弘大と時松隆光の激闘 制したのは“静かな強さ”【ツアーの深層】

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年6月5日 19時35分

8人目の“ツアー初優勝者”を生んだ今年の「日本ゴルフツアー選手権」。市原弘大が最終18番で見事なチップインバーディを奪い、単独首位を走っていた時松隆光を下して栄冠を手にした。日本タイトルにふさわしい激闘を見せたツアー選手権を振り返る。

【写真】市原弘大、劇的チップインバーディでこの笑顔

市原弘大の強さは完璧なスイングと“静かな強さ”
昨年は調子が振るわず、賞金ランク88位でシード落ちを喫するなど調子を落としていた市原。それが今年になって2週前の「関西オープン」で10位タイ、今週のツアー選手権での優勝と調子を上げている。関西オープンで市原と同組で回った田中秀道は、数年前の市原との変化を語る。

「もともと穴が少なくてオールマイティに上手な選手。ジュニアの頃から上手い選手ではありましたが、これまでは腰痛などのケガもあり、ゲームをつなぎ合わせるのが難しい時期があった。その大変な時期を乗り越えて、体も徐々によくなってきた。さらに、30代になって体と心の状態を受け入れることができて、脳と体の距離感が一致してきたという印象を受けました」。

本大会ではパーオン率18位(68.06%)、関西オープンでは20位タイ(63.89%)と安定したショットを見せる秘訣は、「いい選手の条件をそろえたバックスイング」と評するスイングにあった。「ゆっくりバックスイングを上げるのが特徴ですが、腕で上げずに体をねじって上げている。背中をねじっても、クラブと腕はほぼ作業をせず、インパクトで少し押すくらいのイメージ。腕に力感がなく、小手先で振らない代表格」と語る。

加えて市原が秀でていたのは、優勝争いの重圧の中でも平常心を保った精神的な強さ。「18番のアプローチは、かなり繊細なアプローチでした。“やってやるぞ”と力んでしまうと、もう少しインパクトが強くなっていたと思う。どれだけ普段どおりにできるかが試された場面。熱を感じるというより、“静かな強さ”というのが見えた瞬間でした」。

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