石川自身も「反省点も多いくらいの出来だったと思うけど、そんな中でもスコアが良かったり、パーをセーブ出来ていたりしたのが1年前からの成長ですね」と手ごたえと共に振り返った初日。予選落ちを喫した昨年大会から1年間の成長の跡は誰の目にも明らかだった。ショットに関しては安定しないのを覚悟で「もう一度基本に立ち返っている」と、調整中であることを明かしたが、大事なシーズン中にその決断に踏み切れるのもそれをカバー出来るショートゲームの安定があってこそだ。

　これまで“ボギー、ダブルボギー上等”だった17歳のゴルフから、“ノーボギー当たり前”のゴルフへ。18歳を迎えたばかりの天才の伸びしろはまだ無限にある。

【初日の順位】
1位T：久保谷健一(-6)
1位T：矢野東(-6)
1位T：小田孔明(-6)
4位T：兼本貴司(-5)
4位T：中嶋常幸(-5)
4位T：谷口徹(-5)
7位T：増田伸洋(-4)
7位T：井上清孝(-4)
7位T：勝又崇之(-4)
7位T：高山忠洋(-4)
7位T：石川遼(-4)
7位T：エディ・リー(-4)
7位T：上田諭尉(-4)
7位T：今井克宗(-4)