<ANAオープンゴルフトーナメント 最終日>◇20日◇札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コース(7,063ヤード・パー72)
北海道にある札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コースで開催された、国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」。首位スタートの谷口徹が中嶋常幸らの追撃を振り切りトータル16アンダーで2007年「日本オープン」以来となるツアー通算15勝目を挙げた。
遼、ミラクルチップインイーグル2発!18位タイフィニッシュ
「5打差は安全圏ではない」前日そう語っていた谷口だったが、やはりすんなりとはいかなかった。風も強く厳しいコンディションとなった最終日、出だしの2番でバーディを奪うも6番、7番と連続ボギーを叩き後退。その間に同組の中嶋は3つのバーディを奪う猛追をみせ一時は2打差まで追い上げを受ける。しかし「トミーさんが良いプレーをしていましたけど、リードはあったんで落ち着いてプレーしようと。とにかくボギーさえ打たなければいい」と気持ちを入れなおすと、その後は安定感抜群のプレーでパーセーブを切らさない。
そして後続が伸び悩む中、13番で値千金のバーディを奪ったところで「このまま普通にやっていけば大丈夫」と勝利を確信。そこから最後までスコアを落とすことなく走りぬけ約2年振りの勝利の美酒に酔った。谷口のツアーデビュー戦は92年のこの「全日空オープン」。「最初に出たときは難しいコースだなぁと思った。パープレーが精一杯」それから17年の月日が過ぎ、名物の18番3段グリーンでウイニングパットを決めた谷口。静かに、力強く突き上げた両こぶしが輝いた。
「だいぶ良くなってきたけどまだまだ。もっとボールを上手くコントロールできないと」今季は開幕前の事故の影響で出遅れ、まだ本調子といえないながらもいよいよ強い谷口徹が帰ってきた。「世代交代とか言っている奴らもいたけど、100年早いな。賞金王もまだまだ簡単には獲らせない。自分はやれると思うし、来週も優勝を狙っていきますよ」反撃の狼煙を上げた元賞金王。まだまだ石川遼、池田勇太ら若手にツアーの主役をゆずる気はない。
北海道にある札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コースで開催された、国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」。首位スタートの谷口徹が中嶋常幸らの追撃を振り切りトータル16アンダーで2007年「日本オープン」以来となるツアー通算15勝目を挙げた。
遼、ミラクルチップインイーグル2発!18位タイフィニッシュ
「5打差は安全圏ではない」前日そう語っていた谷口だったが、やはりすんなりとはいかなかった。風も強く厳しいコンディションとなった最終日、出だしの2番でバーディを奪うも6番、7番と連続ボギーを叩き後退。その間に同組の中嶋は3つのバーディを奪う猛追をみせ一時は2打差まで追い上げを受ける。しかし「トミーさんが良いプレーをしていましたけど、リードはあったんで落ち着いてプレーしようと。とにかくボギーさえ打たなければいい」と気持ちを入れなおすと、その後は安定感抜群のプレーでパーセーブを切らさない。
そして後続が伸び悩む中、13番で値千金のバーディを奪ったところで「このまま普通にやっていけば大丈夫」と勝利を確信。そこから最後までスコアを落とすことなく走りぬけ約2年振りの勝利の美酒に酔った。谷口のツアーデビュー戦は92年のこの「全日空オープン」。「最初に出たときは難しいコースだなぁと思った。パープレーが精一杯」それから17年の月日が過ぎ、名物の18番3段グリーンでウイニングパットを決めた谷口。静かに、力強く突き上げた両こぶしが輝いた。
「だいぶ良くなってきたけどまだまだ。もっとボールを上手くコントロールできないと」今季は開幕前の事故の影響で出遅れ、まだ本調子といえないながらもいよいよ強い谷口徹が帰ってきた。「世代交代とか言っている奴らもいたけど、100年早いな。賞金王もまだまだ簡単には獲らせない。自分はやれると思うし、来週も優勝を狙っていきますよ」反撃の狼煙を上げた元賞金王。まだまだ石川遼、池田勇太ら若手にツアーの主役をゆずる気はない。