日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、来季の出場権をかけた全8会場のファーストQT(一次予選)を今週27日(火)から開始している。30日までは、富岡倶楽部(群馬県)と奈良柳生CC(奈良県)の2会場が行われているが、富岡会場には女子選手が参加している。
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プロゴルフ界も“多様性”の時代に? 男子ツアーQTに初めて女子選手が挑戦中…23歳・寺西飛香留が受かったらどうなる?
国内男子ツアーの出場資格を獲得できる予選会「クォリファイングトーナメント」(QT)で史上初の女性選手・寺西飛香留が出場。突破するとどうなる?
配信日時:2024年8月29日 05時01分
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、来季の出場権をかけた全8会場のファーストQT(一次予選)を今週27日(火)から開始している。30日までは、富岡倶楽部(群馬県)と奈良柳生CC(奈良県)の2会場が行われているが、富岡会場には女子選手が参加している。
その選手は、寺西飛香留(ひかる)。兵庫県出身、2000年生まれで台湾ツアーにも出場している23歳だ。現在行われているJLPGAプロテストでは、今年7月の1次予選D地区を3位タイで通過。2016年の国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」をはじめ、18年までの間にレギュラーツアーや下部のステップ・アップ・ツアーへの出場経験ももつ。またアマチュア時代から、飛ばし屋としても知られた存在だ。
JGTOの広報担当者によると、女子選手がQTを受験するのは今回が「初」のできごと。この一次予選で82位までに入れば、JGTOのツアープレーヤーに加入することができ、国内男子ツアー初の女性プレーヤーが誕生することになる。なお寺西は、第2ラウンド終了時点で63位タイの“圏内”につけている。
このままファイナルQT(最終予選)までコマを進めた場合、ほかの男子選手同様、QTランクに応じて出場権が発生することになり、レギュラーツアー出場の道が開ける。主催者推薦枠であれば8試合に、下部ツアーであればすべて出場できる見込み。また最終予選まで進めなかった場合でも、一次予選でツアープレーヤー入りさえ果たせば、推薦でレギュラーツアーは6試合まで、下部ツアーも5試合まで出ることができると、前述の担当者は説明する。
男子ツアーのファーストQTには当然ながら出場規定(下記を参照)が存在するが、性別は問わないとのこと。つまり、女子選手が日本で戦えるプロの舞台は、JLPGAツアー(日本女子プロゴルフ協会)だけではないということになる。来季、男子ツアーのステージで活躍する女子選手の姿を見ることになるかもしれない。
【ファーストQT・出場規定】
(1) 前年度のファーストクォリファイングトーナメント、セカンドクォリファイングトーナメントに出場した者
(2) 前年度より前にクォリファイングトーナメントに出場した者
(3) アマチュア資格を放棄した者
(4) 公益財団法人日本ゴルフ協会、各国ゴルフ協会が採用する各ハンディキャップシステムに基づくハンディキャップ3.0以内の者
(5) 全日本学生ゴルフ連盟に4年間在籍した者で、所属大学ゴルフ部の推薦を 受けた者
(6) 日本国内における高等学校の正規部活動としてのゴルフ部に3年間在籍し た者で、所属高等学校ゴルフ部の推薦を受けた者
(7) その他JGTOが承認した者
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