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男子ツアーを揺るがすプロアマ問題に対する“選手の目” 独特の文化に求められた常識【記者の目】

男子ツアーを揺るがすプロアマ問題に対する“選手の目” 独特の文化に求められた常識【記者の目】

配信日時:2018年6月27日 12時00分

ゴルフ界に大きな波紋を起こした、片山晋呉による“プロアマ戦問題”発覚からもう少しで1カ月が経過しようとしている。今日27日には日本ゴルフツアー機構(JGTO)の理事会が行われ、その席上でこの件の調査報告も行われる。さらに夕方から行われる記者会見には片山本人も出席。問題発生後初めて、本人の口から直接今回の問題について語られることが予想される。

【写真】日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップでの片山晋呉

5月31日から行われた「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」のプロアマ戦に端を発した、今回の問題。今月15日にはブログで、片山が「同伴ゲストの方々に不愉快な思い」をさせたことに関して謝罪した。この「不愉快な思い」に関して、公式な発表はないものの、関係者らの証言を集めると、自身の練習を優先するなどした片山の態度にゲストが不愉快な感情を抱き、ラウンドを切り上げた、というのがことの真相のようだ。

この問題が発覚した時、男子ツアーは2週間のオープンウィーク中。そして、問題発覚後の初戦となったのが先週行われた「ダンロップスリクソン福島オープン」だった。選手達はこの問題をどう見ていたのだろうか。会場で聞いてみた。

「前代未聞」と話したのは、プロアマ戦への出場経験も豊富な中堅選手だ。そして、この話が、今後及ぼす影響について、「変なプレッシャーになって、余計に気を使い過ぎてしまう選手も出てくるのではないか」と危惧した。この選手は、「礼儀は大事。でもヨイショし過ぎる必要はない。このスタンスが正しいかは分からないけど、楽しんでもらいたいという気持ちで、自分はこれまでプロアマに参加してきた。クレームは出たことがない」と、これまで通りの臨み方をすることを強調した。しかし、頭の片隅にはモヤモヤが残る、そんな印象もうかがえた。

別のベテラン選手も、“気の使い方”という部分を言及する。「相手(ゲスト)から見たら、自分の振る舞いがどう思われているかは分からない。人と人だから。プロゴルファーには接客業というよりも、職人気質の選手も多い」。自分は正しいと思ったことが、相手にどう受け取られているということに思いをはせるのは、何もゴルフの世界に限った事ではない。そして、それが問題として表出してくると、過剰に意識してしまうというのも、十分に理解できる心情だ。

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