<長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 初日◇6日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,178ヤード・パー72)>
「いやぁ、ショットは大概曲がっていました」という言葉とは裏腹に、5バーディ・ノーボギーの5アンダーで1打差4位タイ発進を決めた小田孔明。「元々ここのコースは好き。打ち込むタイプにとってベント芝は合う」と白い歯をこぼした。
【写真】北海道決戦の模様は撮れたてLIVEフォトでチェック
2015年、そして昨年大会でも6位に入るなど好相性のザ・ノースカントリーGC。中でも14年の石川遼との死闘は「今も思い出す」と脳裏に焼き付いている。トータル10アンダーで並び、プレーオフに突入した戦いは、1ホール目、2ホール目と互いにバーディを奪い一歩も譲らない展開に。3ホール目にバーディを奪えなかった小田が敗れ、「もういいや2位は…疲れた…」と肩を落とした年である。
その因縁の相手が14年以来4年ぶりに出場してきた。「あのときは300対1(くらいのアウェイ感)だった。遼とは北海道でいい位置で結構回っている。全日空(15年のANAオープンで最終日最終組。このときも石川が優勝、小田は最終日75で6位)とかね。苦手意識になってきた」とここ最近は相性の悪さを感じ始めただけに、早いうちに払拭したいところ。「今年は頑張ってプレーオフせんように。(リードして)逃げ切ってやるって」と今年こそ因縁の相手に土をつけたい。
もう1人負けたくない相手が、近頃「チーム孔明」を名乗る同じ九州出身の秋吉翔太。「なめていますよね。2勝して鼻がかなり伸びていますから、そろそろへし折ってやらんと(笑)」と冗談を交えつつも、同郷の後輩の活躍はうれしい限り。もちろん先輩としてただ指をくわえて見ているわけにはいかない。「簡単に負けるわけにはいかんから。今は負けているけど(笑)ちょっと意地は見せたいと思います」。
因縁の相手・石川は、初日を終えて2アンダー・28位タイ。小田が一歩リードしている状況だが、手綱を緩めるわけにはいかない。「あと2日、5アンダーずつで、トータル15アンダーを目指していきたい」。つかみかけたタイトルと先輩の威厳を取り戻すために、まずはトップで最終日を迎えたい。(文・秋田義和)
「いやぁ、ショットは大概曲がっていました」という言葉とは裏腹に、5バーディ・ノーボギーの5アンダーで1打差4位タイ発進を決めた小田孔明。「元々ここのコースは好き。打ち込むタイプにとってベント芝は合う」と白い歯をこぼした。
【写真】北海道決戦の模様は撮れたてLIVEフォトでチェック
2015年、そして昨年大会でも6位に入るなど好相性のザ・ノースカントリーGC。中でも14年の石川遼との死闘は「今も思い出す」と脳裏に焼き付いている。トータル10アンダーで並び、プレーオフに突入した戦いは、1ホール目、2ホール目と互いにバーディを奪い一歩も譲らない展開に。3ホール目にバーディを奪えなかった小田が敗れ、「もういいや2位は…疲れた…」と肩を落とした年である。
その因縁の相手が14年以来4年ぶりに出場してきた。「あのときは300対1(くらいのアウェイ感)だった。遼とは北海道でいい位置で結構回っている。全日空(15年のANAオープンで最終日最終組。このときも石川が優勝、小田は最終日75で6位)とかね。苦手意識になってきた」とここ最近は相性の悪さを感じ始めただけに、早いうちに払拭したいところ。「今年は頑張ってプレーオフせんように。(リードして)逃げ切ってやるって」と今年こそ因縁の相手に土をつけたい。
もう1人負けたくない相手が、近頃「チーム孔明」を名乗る同じ九州出身の秋吉翔太。「なめていますよね。2勝して鼻がかなり伸びていますから、そろそろへし折ってやらんと(笑)」と冗談を交えつつも、同郷の後輩の活躍はうれしい限り。もちろん先輩としてただ指をくわえて見ているわけにはいかない。「簡単に負けるわけにはいかんから。今は負けているけど(笑)ちょっと意地は見せたいと思います」。
因縁の相手・石川は、初日を終えて2アンダー・28位タイ。小田が一歩リードしている状況だが、手綱を緩めるわけにはいかない。「あと2日、5アンダーずつで、トータル15アンダーを目指していきたい」。つかみかけたタイトルと先輩の威厳を取り戻すために、まずはトップで最終日を迎えたい。(文・秋田義和)